共同研究・競争的資金等の研究課題

2013年4月 - 2015年3月

自閉症の発症とセロトニン神経系の発達異常の関連-PETとモデル動物を用いた解析

日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究(B)  若手研究(B)

課題番号
25861059
体系的課題番号
JP25861059
配分額
(総額)
4,160,000円
(直接経費)
3,200,000円
(間接経費)
960,000円

転写制御因子Pax6は、大脳、小脳の形成にかかわり神経系の発生発達において重要な因子である。胎生期から成体まで神経幹細胞で発現がみられその増殖と分化のバランスを調整している。ヒトではPAX6の変異のある患者で精神遅滞や自閉症、前頭葉機能障害などの合併が報告されている。本研究ではPax6変異ラットと野生型ラットに対し小動物用MRIにより脳形態画像の撮像を行った。野生型に比べてPax6変異ラットは大脳皮質、海馬、扁桃体、視床、中脳、脳梁の体積が減少していることが明らかとなり、Pax6が高次脳機能の構築にどのように関与しているかについての一端が明らかになった。

リンク情報
Kaken Url
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-25861059/25861059seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-25861059
ID情報
  • 課題番号 : 25861059
  • 体系的課題番号 : JP25861059