2016年4月 - 2020年3月
電子診療情報と患者報告アウトカムを活用したSLE診療の質の評価システム開発と検証
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
- 課題番号
- 16H05267
- 体系的課題番号
- JP16H05267
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
-
- (総額)
- 11,700,000円
- (直接経費)
- 9,000,000円
- (間接経費)
- 2,700,000円
① 全身性エリテマトーデスの診療の質指標の開発
RAND/UCLA法を用いて全身性エリテマトーデス(Systemic Lupus Erythematosus:SLE)の診療の質指標(Quality indicator:QI)を開発した。診療ガイドラインならびにQI開発論文からsystematic reviewを行い、論文抽出を行った後に71項目のQI候補を抽出した。QI候補を抽出後まず電子データにて評価が可能な17項目を選択し、さらに10名の医師(リウマチ膠原病内科医、総合診療科医、産婦人科医、皮膚科医)で構成されたパネル委員により1回目の適切性評価を行った。次に、face to faceのパネル会議を通して各項目についての適切性評価および修正を行った。さらにその後2回目の適切性評価を行い、最終的に12項目のSLE QIを開発した。いままでのQIは評価の際にカルテレビューを要し評価者側の負担が大きかったが、今回開発したQIは電子データを利用しての評価が可能なQIを選定し
たため、迅速に、かつ、大規模データの評価が可能である。QIは、活動性評価(2項目)、SLEの合併症の評価(1項目)、治療(3項目)、治療薬の副作用(6項目)に関する項目である。また、すべての項目がプロセスに関するQIである。
②データベース作成
上記QIの検証を行うためにデータベースを構築した。このデータベースは、利用されていない電子化情報を利用し半自動的にデータを収集することが可能であ
る。レセプト情報、検査データ情報より、上記に評価に必要な項目を抽出し迅速に評価が可能である。
RAND/UCLA法を用いて全身性エリテマトーデス(Systemic Lupus Erythematosus:SLE)の診療の質指標(Quality indicator:QI)を開発した。診療ガイドラインならびにQI開発論文からsystematic reviewを行い、論文抽出を行った後に71項目のQI候補を抽出した。QI候補を抽出後まず電子データにて評価が可能な17項目を選択し、さらに10名の医師(リウマチ膠原病内科医、総合診療科医、産婦人科医、皮膚科医)で構成されたパネル委員により1回目の適切性評価を行った。次に、face to faceのパネル会議を通して各項目についての適切性評価および修正を行った。さらにその後2回目の適切性評価を行い、最終的に12項目のSLE QIを開発した。いままでのQIは評価の際にカルテレビューを要し評価者側の負担が大きかったが、今回開発したQIは電子データを利用しての評価が可能なQIを選定し
たため、迅速に、かつ、大規模データの評価が可能である。QIは、活動性評価(2項目)、SLEの合併症の評価(1項目)、治療(3項目)、治療薬の副作用(6項目)に関する項目である。また、すべての項目がプロセスに関するQIである。
②データベース作成
上記QIの検証を行うためにデータベースを構築した。このデータベースは、利用されていない電子化情報を利用し半自動的にデータを収集することが可能であ
る。レセプト情報、検査データ情報より、上記に評価に必要な項目を抽出し迅速に評価が可能である。
- ID情報
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- 課題番号 : 16H05267
- 体系的課題番号 : JP16H05267
この研究課題の成果一覧
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論文
1-
Modern Rheumatology 30(3) 525-531 2020年1月 査読有り筆頭著者