2003年
Evaluation of Potential Loss Caused by a Large Scale Disaster Based on Spatial-Temporal Distribution of Human Activity
INFRASTRUCTURE} {PLANNING} {REVIEW
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- 巻
- 20
- 号
- 開始ページ
- 355
- 終了ページ
- 364
- DOI
- 10.2208/journalip.20.355
- 出版者・発行元
- Japan Society of Civil Engineers
過去の災害統計の分析, あるいは将来の災害による被害想定を行う上で第一に重要な事項として, 災害発生時間シナリオの違いによって被害様相 (被害ポテンシャル) が異なりうるということが挙げられる. 人間活動の時空間分布特性はこの被害ポテンシャルに密接に関連しており, その分析が防災研究の領域において大きな課題となっている.本研究では, 人間活動時空間分布が災害時の救助救命活動 (SAR活動) に影響することに着目し, 救出・救命作業時の「居合わせ」, 「かけつけ」を考慮したSAR活動評価モデルの開発を行った. また, 時空間情報システムであるDiMSISを用い, 任意の時間・空間における人的被害ポテンシャルを分析するためのSARシミュレーションの開発を行った. 開発したシステムに基づき, 神戸市長田区・中央区において阪神大震災の発災シナリオを変化させる分析を行った結果, 人間活動時空間分布の影響の大きさが定量的に明らかとなった.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2208/journalip.20.355
- ISSN : 0913-4034
- CiNii Articles ID : 130004039215
- ORCIDのPut Code : 26710051