書籍等出版物

2009年8月

『自然法論の必要性と可能性』


担当区分
単著
出版者・発行元
成文堂
総ページ数
担当ページ
272
記述言語
日本語
著書種別
学術書

学位論文1(博士論文)として提出したもの。
20世紀後半に登場したグリゼイ、フィニスらによる新自然法論に関する我国初の本格的研究。現代法理論の展開の中での新自然法論の位置づけ、新自然法論による価値提示の解明、新自然法論が開く法的世界の可能性と修正すべき点、アクィナスから見た客観的実質的価値提示の現代的意義、すなわちここで提示するような客観的実質的価値こそが対話的試行錯誤的な社会枠組み形成・展開の基盤となりうること、を論じていく。章立ては以下の通りである。第一章 客観的実質的価値提示の必要性、第二章 新自然法論による客観的実質的価値提示、第三章 現代法理論と新自然法論、第四章 基本善が開く法的世界、第五章 客観的実質的価値提示の現代的意義。