1992年9月28日
アニメーション作成ツールCBADにおける例題によるactionの作成
全国大会講演論文集
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- 巻
- 45
- 号
- 0
- 開始ページ
- 239
- 終了ページ
- 240
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
われわれが研究開発中のCBADはアニメーションに登場する対象(actor)とその動作をあらかじめ定義しておき,それらの対象に対する動作要求を継ぐことでアニメーションを作成するシステムである.CBADの特徴はものとものとの関係をconstraintで表わすことができるということである.これにより,ユーザはプログラミングよりも一歩抽象度の高いレベルでアニメーションを記述することができる.CBADに関しては第43回大会で発表した.今回は,CBADにおけるactorの定義,特にその中のactionの定義について述べる.アニメーションを作る時にユーザが独自のactionを定義する必要があることもある.独自のactorには表示されるactorのイメージを新たに登録したりすることも必要であるし,また,独自のactorを作成する必要に迫られることがある.actionの定義はactorの動きを定義することであり,一般的にはプログラミングが必要である.しかし,われわれはプログラマでないユーザにも使えるようにするために動き方を示す何枚かの図をユーザに入力してもらうことによってactionを定義する方法を提案する.例題によりものの指定を行うことは特にノンプログラマにとって有効であると考えられている.ユーザインターフェース関係で例題による指定を実現したものとしてはユーザインタフェース構築に例題による入力を用いたperidotとグラフィックエディタに例題による入力を用いたmetamouseが有名である.
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110002889784
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00349328
- URL
- http://id.nii.ac.jp/1001/00122692/
- ID情報
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- CiNii Articles ID : 110002889784
- CiNii Books ID : AN00349328