MISC

2019年8月

保険者別の要介護者数および介護サービス受給者数の推計

厚生の指標
  • 村松 圭司
  • ,
  • 得津 慶
  • ,
  • 大谷 誠
  • ,
  • 松田 晋哉

66
8
開始ページ
13
終了ページ
17
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(一財)厚生労働統計協会

目的 長期的視野に立った介護保険事業計画の策定を支援するため,2045年までの要介護者(要支援)認定者数および介護サービス種類別の受給者数を保険者別に推計した。方法 国立社会保障・人口問題研究所の都道府県・市区町村・性・年齢階級別の推計人口(2018年推計)および2015年度介護保険事業状況報告の保険者・性別要介護(要支援)認定者数を用いて,2015年時点の要介護認定率が変わらないと仮定し,将来の要介護(要支援)度別の認定者数を推計した。また,要介護(要支援)度別の認定者数と2015年度介護保険事業状況報告の介護サービス受給者数を用いて,サービス受給率が2015年と不変であると仮定し,サービス種類別1ヵ月あたり受給者数を推計した。さらに,結果を簡便に閲覧できるツールを作成し,ウェブサイト上に公開した。結果 北九州市の将来の要介護(要支援)者数およびサービス種類別ひと月あたり受給者数を推計した。要支援および要介護1の者は2035年を,その他の者は2040年をピークに減少すると推計された。介護サービスの受給者も,訪問介護は2035年を,その他のサービスは2040年をピークに減少すると推計された。結論 将来の介護需要を推計することで,介護保険事業計画の策定に資する知見を得ることができた。(著者抄録)

ID情報
  • ISSN : 0452-6104
  • 医中誌Web ID : 2019368074

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