2020年4月 - 2024年3月
日本人に不足するヘルスリテラシーを前提から支える意思決定スキル学習コンテンツ開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
- 課題番号
- 20H03967
- 体系的課題番号
- JP20H03967
- 担当区分
- 研究分担者
- 配分額
-
- (総額)
- 17,030,000円
- (直接経費)
- 13,100,000円
- (間接経費)
- 3,930,000円
今年度はヘルスヘルスリテラシーとSOCと意思決定スキルの関連を明らかにするため、①東京都近郊高校生500名、②慢性疾患セルフマネジメントプログラム(CDSMP)の全国の参加者25名を対象に調査を実施した。①高校生を対象とした調査では、思春期のヘルスリテラシー、SOC、意思決定スキルの関連、及び小学生時の意思決定への参加や経験との関連を明らかにする。しかし、今年度目標数を回収できなかったため、来年度全国に拡大し協力を募り調査を実施する。②CDSMPの参加者を対象とした調査では、前年度までの調査への参加者と合わせて、調査対象者は108名となった。本調査はプログラム受講開始から6ヶ月までの追跡調査を行っているが、6ヶ月後までの追跡調査まで完了したものは現時点で53名である。今後も引き続き対象者のリクルートと追跡調査を行う。
また、前年度に実施した、調査会社にモニター登録している全国の男女20~69歳の一般住民4,000名(国勢調査の人口構成割合に合わせた)を対象としたWeb調査の結果分析を行った。その結果、情報の信頼性の評価、意思決定プロセスの評価について「いつも」「よく」と答えた人の割合はいずれも半数以下であった。情報の評価と意思決定プロセスは、いずれもヘルスリテラシーと有意に相関していた。また、Covid-19の予防行動は、ヘルスリテラシー、情報の評価、意思決定プロセスと有意に相関し、Covid-19の予防行動には包括的なヘルスリテラシーが必要であり、様々な情報を評価し、適切な判断をするスキルも重要であることが明らかになった。しかしこれらのスキルを学ぶ機会について、学ぶ機会がない人が4割以上、機会がある人は学校や職場ではなく、インターネットやテレビなどを通じて独学で学んでいることが明らかになり、今後これらのスキルを身に付ける機会をいつでも利用できるようにすることが重要である。
また、前年度に実施した、調査会社にモニター登録している全国の男女20~69歳の一般住民4,000名(国勢調査の人口構成割合に合わせた)を対象としたWeb調査の結果分析を行った。その結果、情報の信頼性の評価、意思決定プロセスの評価について「いつも」「よく」と答えた人の割合はいずれも半数以下であった。情報の評価と意思決定プロセスは、いずれもヘルスリテラシーと有意に相関していた。また、Covid-19の予防行動は、ヘルスリテラシー、情報の評価、意思決定プロセスと有意に相関し、Covid-19の予防行動には包括的なヘルスリテラシーが必要であり、様々な情報を評価し、適切な判断をするスキルも重要であることが明らかになった。しかしこれらのスキルを学ぶ機会について、学ぶ機会がない人が4割以上、機会がある人は学校や職場ではなく、インターネットやテレビなどを通じて独学で学んでいることが明らかになり、今後これらのスキルを身に付ける機会をいつでも利用できるようにすることが重要である。
- ID情報
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- 課題番号 : 20H03967
- 体系的課題番号 : JP20H03967
この研究課題の成果一覧
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論文
2-
BMC public health 22(1) 1473-1473 2022年8月2日 査読有り筆頭著者責任著者
-
JMIR formative research 6(1) e34966 2022年1月24日 査読有り筆頭著者責任著者