1995年
エレベーターのピストン効果の予測に関する研究」;
日本火災学会論文集
- ,
- 巻
- 42
- 号
- 2
- 開始ページ
- 21
- 終了ページ
- 29
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.11196/kasai.42.2_21
- 出版者・発行元
- (社)日本火災学会
火災時の避難に,エレベーターを使用するためには,エレベーターのカゴの運行に伴う圧力変動(ピストン効果)に対する考慮が不可欠である。<br>そのため,実在のエレベーターにおける圧力変動を測定した。測定結果を分析し,エレベーター扉に生ずる圧力差の最大値がカゴ速度の二乗に比例することを示し,その比例定数(局部抵抗係数)を求めた。さらに,カゴの運行一回当たりにエレベーター扉の隙間を出入りする風量は,カゴ速度に関わりなく一定であることを理論的に導き,測定結果との一致も確認した。<br>本論文の結果を用いれば,カゴ速度,シャフト寸法などの設計パラメータから,ピストン効果を簡易に予測できる。<br>(オンラインのみ掲載)
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- DOI : 10.11196/kasai.42.2_21
- CiNii Articles ID : 130005436066