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2012年10月 - 2012年10月

世界初の「変形しやすく振動吸収性に優れる低摩擦・超耐摩耗ゴム系複合材料」の開発


一般にゴム系材料は,変形しやすく,振動吸収性に優れるものが多いが,高摩擦で著しく耐摩耗性に劣るという欠点を有している.本課題では,米ぬかを原料とする硬質多孔性炭素材料RBセラミックスとゴムの複合化により,世界初の「変形しやすく,振動吸収性に優れ,低摩擦・優れた耐摩耗性を示す新しい複合材料」を開発し,被災地域企業への技術移転を行うことを目指したものである.具体的には,ゴム特有の低弾性係数(弾性変形しやすさ)や粘弾性特性を保ちながら,ゴム材料の1/10以下の低い摩擦係数と10000倍以上の耐摩耗性を示すRBセラミックス粒子の平均粒径,充填率,ベースゴム材料の硬度などの好適材料設計指針を解明する.