VRテクノロジーは発展と普及は目覚ましい。仮想世界にもアクセスできるため、仮想世界を撮影せざるを得ないと感じるかもしれない。 しかし、現実世界の写真と仮想世界の写真は同じ経験をすることはできない。 たとえば、従来の仮想世界の写真撮影方法では、失敗が発生することはない。失敗することは写真を楽しむ体験のひとつである。 本論文では、実際のカメラをインターフェースとして撮影をシミュレートし、撮影失敗を許容できる仮想空間撮影システムを提案する。 実世界のカメラで写真を撮る効果をシミュレートすることで、一種の記憶として機能する失敗した写真を生成する可能性を示す。