共同研究・競争的資金等の研究課題

2017年4月 - 2020年3月

「フランス現代思想」による「学校」批判と教育実践に関する理論的・歴史的総合研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
17K02273
配分額
(総額)
4,420,000円
(直接経費)
3,400,000円
(間接経費)
1,020,000円

2017年には、アルチュセール派における「学校」への着目とその議論展開とについて、研究協力者のエチエンヌ・バリバール氏(パリ西大学名誉教授)及びロジェ・エスタブレ氏(プロヴァンス大学名誉教授)にインタヴューを行ったが、2018年度においては、その成果を踏まえて新たに、研究協力者のジャック・ランシエール氏(パリ第8大学名誉教授)に同テーマでインタヴューを行った。また、アルチュセール派へのブルデュー=パスロン社会学(再生産論)の影響を調査するために、研究協力者であるクリスチャン・ボードロ氏(パリ高等師範学校名誉教授)にもインタヴューを行った。2018年度には、ドゥルーズ=ガタリ派における1970年代の「学校」論の展開、及び、それとミシェル・フーコーの同時期の思想展開との関係とについても調査を開始し、新たにアンヌ・ケリアン氏(社会学者・ユルバニスト)に研究協力を依頼し、同テーマでのインタヴューを行った。ラカン派精神分析については、1970年代以降の制度的側面、とりわけ学派と大学教育との関連について、資料収集を進めつつ研究を行い、同テーマについて、研究協力者のマリ=ジャン・ソレ氏(トゥールーズ大学教授名誉教授)にインタヴューし、また、パスカル・マカリ=ガリピュイ氏(トゥールーズ大学教授)、パリ第8大学で教鞭をとったピエール・ブリュノ氏(精神分析家)にも新たに研究協力を依頼し、彼らに対してインタヴューを行った。

ID情報
  • 課題番号 : 17K02273