2008年 - 2010年
AP1阻害感受性の差を利用した肺癌治療の新たな分子標的の同定
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
- 課題番号
- 20590909
- 体系的課題番号
- JP20590909
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 4,680,000円
- (直接経費)
- 3,600,000円
- (間接経費)
- 1,080,000円
- 資金種別
- 競争的資金
発癌に関わる転写因子AP1の阻害に対して、感受性のある肺癌細胞で特異的に発現の低下する27個の遺伝子をマイクロアレイを用いて同定した。この中で、DNA複製のライセンス化に関わるMCM4遺伝子に着目し、siRNAによる発現抑制が複数の肺癌細胞株の増殖を抑制することを見出した。肺癌切除標本を用いた免疫組織化学的検討では、MCM4蛋白質の発現が、Ki67などの増殖マーカーと有意な相関を示した。MCM4は肺癌の増殖に重要な役割を果たし、新たな分子標的となる可能性が示唆された。
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- ID情報
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- 課題番号 : 20590909
- 体系的課題番号 : JP20590909