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研究ブログ

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PICO-LONとは

PICO-LON計画は、宇宙に存在するといわれている未知の素粒子、ダークマターを探索する実験です。
宇宙には何が存在するのか?という疑問は文明が誕生して以来、ずっと考えられてきた疑問です。その疑問を解こうとしていろいろな試みを行い、その結果いろいろな知識や技術開発が行われてきました。

PICO-LON計画は2008年からスタートした宇宙暗黒物質探索計画です。
当初は極めて薄いヨウ化ナトリウム検出器を開発し、宇宙暗黒物質の性質を詳細に分析する計画でした。2008年から2011年にかけて薄型・大面積のNaI(Tl)検出器を完成し、高性能を確認しました。
J. Phys. Soc. Jpn. 74 (2005), 3117, 10.1143/JPSJ.74.3117

薄型検出器の性能を確認できたので、次はNaI(Tl)結晶の高純度化に取り組み、2012年から本格的な高純度化に取り組みました。
PICO-LONは次の頭文字を組み合わせた名前です。
Pure (Planar)
Inorganic
Crystal
Observatory
for
LOw energy
Neutr(al)ino

ということで現在は超高純度のNaI(Tl)結晶の製造に成功し、大型化した検出器で宇宙暗黒物質を探索する実験の準備をしています。
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ノーベル物理学賞記念サイエンスカフェin 徳島

梶田先生ノーベル物理学賞を記念して、ニュートリノに関するサイエンスカフェを開催します。

話し手:櫻井信之・井沢健一 (徳島大学大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部)
スタッフ:久田旭彦 (同上)
司会:伏見賢一 (同上)
日時:2015年11月23日(月・祝)午後3時~5時
会場:徳島大学地域創生・国際交流会館・5階 フューチャーセンター(徳島大学常三島キャンパス)
http://www.shikoku.jps.or.jp/
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シミュレーションできました

ようやく動きました。
PhysicsListの他にEventActionもいじっていたのですが、別の装置をシミュレートしていたプログラムではきちんと133Baの崩壊ができていることを確認。DetectorConstructionだけを入れ替えて上手く動きました。
本質的な理解にはなっていないような気がするのでモヤモヤしていますがまずはこれで行きましょう。

今日はこの後長時間の会議。その後部活動の追い出しコンパ。
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シミュレーション作成中

Geant4.10をインストールしてから正しいシミュレーションが動くまでにまだ苦労している。実験データと比較してみるとまだまだ合わない。
とりあえず今日は133Baを崩壊させてK-X線が見えるところと、検出器のエスケープX線のピークが見えるところまで行った。これでヤッター!嬉しいと思ったら、なんとγ線の出方がおかしい。なんで81 keVとか出てこないのか。
G4PhotonEvaporationの入れ方が正しくないようである。
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