2012年5月
ビフィズス菌酵素を利用したオリゴ糖の実用的調製法
応用糖質科学 : 日本応用糖質科学会誌
- ,
- ,
- ,
- ,
- 巻
- 2
- 号
- 2
- 開始ページ
- 136
- 終了ページ
- 141
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.5458/bag.2.2_136
- 出版者・発行元
- 日本応用糖質科学会
ビフィズス菌の菌体内にガラクト-N-ビオース(GNB,Galβ1,3GalNAc)およびラクト-N-ビオースI(LNB,Galβ1,3GlcNAc)を選択的に代謝するGNB/LNB経路を発見した。GNB/LNB経路に含まれる酵素群およびそのホモログを用いた実用的なオリゴ糖調製法について報告する。スクロースとGlcNAcを基質として,β-1,3-ガラクトシル-N-アセチルヘキソサミンホスホリラーゼ(GLNBP)を含む四種類の酵素を同時に作用させることによりLNBを高収率にて調製した。LNB調製原料のGlcNAcをGalNAcに変更することによりGNBを大量調製した。GlcNAcを原料にしてGNB/LNB経路に含まれる三種類の酵素を触媒量のATPおよびUDP-Glcの存在下に同時に作用させることにより,変換率約30%でGalNAcの調製に成功した。LNB/GNBの熱分解反応によりN-アセチルヘキソサミン1脱水物を高収率で調製した。LNBの調製法のGLNBPをβ-1,4-ガラクトシル-L-ラムノース(GalRha)ホスホリラーゼ(GalRhaP)に,GlcNAcをL-ラムノースに変更することにより新規オリゴ糖GalRhaを大量調製した。
- リンク情報
-
- DOI
- https://doi.org/10.5458/bag.2.2_136
- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110009635064
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA12509099
- ID情報
-
- DOI : 10.5458/bag.2.2_136
- ISSN : 2185-6427
- CiNii Articles ID : 110009635064
- CiNii Books ID : AA12509099
- identifiers.cinii_nr_id : 9000014584209