2015年4月 - 2019年3月
新たな高分解能3次元MRIパラメーターによる頸部微小転移リンパ節診断法の確立
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
頭頸部癌の小さなリンパ節転移検出のため、高分解能3D撮像かつ血流アーチファクト抑制効果を有するblack-blood MRI(MSDE-VISTA法)を用いて安定して良質な頸部リンパ節の撮像が可能であった。MSDE-VISTA法は従来のMRIに比べて頸部リンパ節転移を示唆する所見である局所欠損およびリンパ節の節外進展の描出能が優れており、さらに造影前後のMSDE-VISTA法の差分画像を作成することにより、最も高い診断精度を示した。頭頸部癌の画像診断ではMSDE-VISTA法および造影前後の差分画像を追加撮像することにより、リンパ節転移の早期および精確な診断が可能となることが示唆された。
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- 課題番号 : 15K11287
- 体系的課題番号 : JP15K11287