書籍等出版物

2018年2月

湯浅恭正・新井英靖編『インクルーシブ授業の国際比較研究』

  • 原田 大介

担当区分
分担執筆
担当範囲
第Ⅰ部第2章第2節「インクルーシブ授業の理論構築にむけて―国語科教育を中心に」
出版者・発行元
福村出版
総ページ数
407
担当ページ
87-99
記述言語
日本語
著書種別
学術書

公教育におけるインクルーシブな授業の理論構築にむけて、国語科教育を中心に考察した。考察の結果、国語科教育におけるインクルーシブ授業の理論を構築する上で必要な観点として、フラジリティ(弱さ)、学習者をめぐる権力関係、参加のあり方、自己理解や他者理解、エンパワメント(回復)、当事者研究、個としての生涯発達、通時的・共時的な学習者理解/学習者研究、等を抽出した。これらの内実について、より精緻に検証することが課題として残った。