2019年4月 - 2023年3月
リハビリテーションにおける活動と参加レベルの行動変容を促す目標設定アプリの開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
機能面から活動や参加までを1つの指標で測定するコンピュータ型適応テスト(CAT)の開発については、臨床データを収集中であり、現在80名程度を完了している。まだ項目反応理論を使った解析が困難であると考え、中途の解析として、Good-Poor(GP)分析を行い、判別力が低い項目を特定、カテゴリー化した。その結果、1) 発生頻度が限局されるため判別が困難な項目群(n=3)、2)認知機能障害のある研究参加者が少ないため判別が困難であった項目群(n=6)、3)活力や感情の評価項目のため生活自立度と比例しない可能性がある項目群(n=2)、4)該当しないことが多い/回答に偏りが多く統計処理ができなかった項目群(n=3)が抽出された。引き続き、臨床データの収集を行う予定である。また意味のある活動を測定するための腕時計型加速度計開発については、2021年時点でXYZ軸の姿勢角(重力ベクトルに対して成す角度)から、意味のある活動を測定するアルゴリズムを推定している。引き続き臨床データ数を増やしながら、アルゴリズムの精度の確認を行う予定である。目標設定のためのiPadアプリであるADOC-2に関しては、プロトタイプの開発を終え、現在UI/UXの修正中である。これらのアプリ開発,イラスト制作は専門家に依頼した.旧バージョンと比較し、項目の追加(特に就労に関して)、重要度の決定方法、目標の細分、アウトカム測定などの機能を追加し、アップデートしている。
- ID情報
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- 課題番号 : 19H03875
- 体系的課題番号 : JP19H03875