2014年4月 - 2018年3月
認知症高齢者の転倒予防看護質指標による看護介入プログラムと実践継続システム
日本学術振興会 研究費補助事業 基盤研究B 基盤研究(B)
パーソン・センタード・ケアを基盤とした認知症高齢者の転倒予防プログラムの高齢者に対する介入を3地区で実施し、その効果を明らかにした。転倒率に関して介入群では、ベースライン26.7%、研修期間13名21.7%、実践期間13.3%、フォローアップ期間16.7%と低下したが、コントロール群と比べてそれぞれ有意ではなかった。実践期間の転倒率は13.3%であり、転倒者は半数まで低下した。コントロール群ではADL、精神症状が有意に悪化したが、介入群では維持されていた。以上の結果から、認知症高齢者に対するパーソン・センタード・ケアを用いた転倒予防の介入効果は得られた。
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- 課題番号 : 26293477
- 体系的課題番号 : JP26293477