2003年 - 2006年
南部アフリカにおける畜産開発阻害要因となる家畜と野生動物の感染症対策の確立
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(A)) 基盤研究(A)
- 課題番号
- 15255021
- 体系的課題番号
- JP15255021
- 担当区分
- 連携研究者
- 配分額
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- (総額)
- 40,430,000円
- (直接経費)
- 31,100,000円
- (間接経費)
- 9,330,000円
- 資金種別
- 競争的資金
【家畜と野生動物の相互伝播性疾病】ザンビアの牛免疫不全ウィルスプロウィルスDNAのpol遺伝子の相同性はアメリカ株と日本株とに類似した。南アフリカ産スプリングボック由来ヘルペスウィルスは既知のγヘルペスウィルスと異なる。ザンビアの狂犬病ウイルスはアフリカ1b群に属し、日本のワクチンが有効である。タンザニアの伝染性ファブリキウス褒詞ウイルスは超強毒型に属する二つの遺伝子型に分かれた。ウシとレチュエのSchistosoma属の検出とSchistosoma spp.の遺伝的関係を明らかにした。土着牛腸内細菌の薬剤感受性試験を実施し高い薬剤耐性を示した。【ダニワクチンの開発】ザンビアのダニ暴露型抗原であるRIM36に対する抗体保有率は95.7%であり、土着牛の63.4%がT.parva、33.8%ががB.bigemina、71.8%がA.marginaleに感染していた。野外若ダニではT.parvaが47.1%、B.bigeminaが29.4%認められた。抗ダニワクチン候補抗原セルピンの抗ダニ効果は飽血率の低下とダニ死亡率の上昇であった。【新たな診断技術の開発】トリパノソーマの種鑑別が可能なLAMP法の開発を試み、4種めトリパノソーマ原虫DNAに特異的な反応産物を確認した。LAMP法でThei][eriaequiとBabesiacaballiを検索した。サルモネラ菌の証明にキメラプラ...
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- ID情報
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- 課題番号 : 15255021
- 体系的課題番号 : JP15255021