2013年4月 - 2017年3月
成熟脂肪細胞のDirect Reprogrammingによる骨再生システムの開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
本研究の目的は、生体内でダイレクトリプログラミングや骨芽細胞分化に有効な遺伝子を搭載した遺伝子活性化基質(GAM)によって、非培養脂肪細胞を生体内で骨芽細胞へ直接分化転換させる新規骨再生法を開発することにある。実験は、まず非培養脂肪細胞の骨再生に対する有効性評価と、局所で骨再生を誘導するGAM開発の二つを検討した。その結果、非培養脂肪細胞は、骨芽細胞分化刺激因子の存在下で骨再生の有用なツールになり得ること、そして、骨芽細胞分化に関わるRunx2や機能性miRNAによるGAMの骨再生に対する有効性が示唆された。現在、非培養脂肪細胞-GAM複合体による骨再生の有効性を評価しているところである。
- ID情報
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- 課題番号 : 25293413