2015年 - 2017年
新規抗癌剤開発に向けた腫瘍血管新生・癌転移阻害ペプチドの創成
日本学術振興会 基盤研究(A) 基盤研究(A)
- 課題番号
- 15H02503
- 体系的課題番号
- JP15H02503
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 39,180,000円
- (直接経費)
- 35,400,000円
- (間接経費)
- 3,780,000円
- 資金種別
- 競争的資金
本研究では、Arf6をターゲットとした革新的抗癌剤開発のためのリードペプチドを創出することを目指し、次の結果を得た。Arf6に特異的なGTPase-activating proteinのARAP3はArf6の不活性化を介して浸潤仮足を制御すること、及びリンパ管内皮細胞のArf6は、腫瘍増殖を制御することを明らかにし、Arf6は腫瘍増殖と癌細胞浸潤・転移の両者を制御することが検証できた。そこで、約35アミノ酸残基からなるペプチドライブラリーを用いてArf6阻害ペプチドを探索した結果、Arf6を特異的に阻害する1つのペプチドを見出し、抗癌剤開発へと繋がる創薬リードペプチドの創出に成功した。
- ID情報
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- 課題番号 : 15H02503
- 体系的課題番号 : JP15H02503