2015年4月 - 2018年3月
高齢者の認知機能・健康度を向上させる認知・運動トレーニングの長期持続効果と個人差
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(A)
高齢者の記憶力や判断速度などの認知機能や精神的健康度が、生活介入によって向上するかどうかを無作為比較試験を通じて短期効果と長期持続効果を検証した。音読や計算などの日常生活に必要な能力を訓練する認知介入を5か月間行ったところ、記憶力などが向上するという長期持続効果があることが分かった。また、より簡便に生活介入ができるようにタブレットPCを用いて自宅で実施できる処理速度トレーニングゲームを開発し、その効果を検証した。その結果、4週間タブレットPC上で処理速度トレーニングを実施した群は、処理速度などの認知機能の向上だけでなく、抑うつ気分も低減する短期効果があることが分かった。
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- 課題番号 : 15H05366
- 体系的課題番号 : JP15H05366