2018年12月
高等専門学校における地理と土木とが連携したモビリティ・マネジメント教育の意義―単元「持続可能な街づくり」の開発・実践―
E-journal GEO
- ,
- 巻
- 13
- 号
- 2
- 開始ページ
- 549
- 終了ページ
- 559
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.4157/ejgeo.13.549
- 出版者・発行元
- 日本地理学会
近年,地理と土木の連携が注目されており,また土木技術者の育成において地理を学ぶことの重要性が指摘されている.本稿の目的は,高等専門学校(以下,高専とする)における地理と土木が連携したモビリティ・マネジメント教育(以下,MM教育とする)の学習単元開発・実践を示すこと,およびそれを踏まえて高専地理が土木と連携してMM教育に取組む意義について示すことである.岐阜市におけるコンパクトシティ構想を題材に,政策提案者の立場から,LRT導入の影響を持続可能な開発の観点から判断し,交通政策を提案する学習単元を開発し,実践した.開発・実践を踏まえて,地理が土木と連携してMM教育に取組む意義として,土木技術者の育成と公民的資質の涵養双方に貢献できる点,地理の学習成果が土木の学習においても活用できることを学生に気付かせることができる点,街づくりをより実社会のやり方に即して学習することができる点を指摘した.
- リンク情報
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- DOI
- https://doi.org/10.4157/ejgeo.13.549 本文へのリンクあり
- 共同研究・競争的資金等の研究課題
- 持続可能なトライアングルモデルを用いた地理におけるESD授業開発
- ID情報
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- DOI : 10.4157/ejgeo.13.549
- ISSN : 1880-8107