講演・口頭発表等

PHITSコードにおける核反応断面積の計算手法の高度化

日本原子力学会2018年春の年会
  • 橋本 慎太郎
  • ,
  • 佐藤 達彦
  • ,
  • 岩元 洋介
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  • 小川 達彦
  • ,
  • 古田 琢哉
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  • 安部 晋一郎
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  • 仁井田 浩二*

開催年月日
2018年3月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
吹田
国・地域
日本

粒子・重イオン輸送計算コードPHITSは、原子力機構を中心に多くの研究機関の協力の下で開発を進めている国産の汎用モンテカルロ放射線挙動解析コードである。PHITSには、断面積モデルKurotamaや核反応モデルINCL4.6, JQMDの他、核データライブラリJENDL-4.0が組み込まれており、様々な放射線が引き起こす多様な核反応を再現することができる。これにより、加速器施設の遮へい設計をはじめとして、放射線防護研究や宇宙・地球惑星科学研究等の幅広い分野で利用されている。本発表では、日本原子力学会の「我が国における核データ計算コード開発の現状と将来ビジョン」に関するセッションにおいて、PHITSにおける核反応計算の役割を解説し、近年我々が行ってきた核反応モデルの高度化について紹介する。また、今後の研究計画として、核反応モデル等の不確かさを起源とする系統誤差の評価機能の開発についても紹介する。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5061835