2020年4月 - 2023年3月
中華学校の社会化機能に関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究「中華学校の社会化機能に関する研究」の目的は、①中華学校出身者の進路実態を把握し、②中華学校での教育経験が進路形成過程に及ぼす影響を解明することである。 これまで、グローバル化の中で変容する中華学校の実態を、「保護者の教育戦略」や「学校の教育戦略」に注目して明らかにしてきた。しかし、これまでの研究において未だ明らかにされていないのは、その中華学校を卒業した児童生徒がどのような人生を歩むのかという「出身者の進路形成」および「中華学校のもつ社会化機能」についてである。外国人学校がグローバル社会において果たす機能や役割を検討するために、出身者の進路までを射程に含んだ研究が必要であると考える。初年度は、コロナ禍における制約が多く、卒業生への聞き取り調査及び学校長及び進路指導担当教員への聞き取りは叶わなかった。
しかしながら、2021年度には中華学校卒業生へアプローチをすることができ、神戸中華同文学校卒業生(5名)や横浜中華学院(3名)へのオンラインインタビューを行うことができた。さらに、神戸中華同文学校へ訪問し、学校長・教頭へ研究協力を仰ぎ、全面的にご協力いただくことが決まった。神戸中華同文学校の卒業生教員へ校長を含め、6名インタビューすることができている。
これらの研究成果を2022年11月にアメリカで開催される国際学会で報告する予定をしている。今後は、インタビュー内容を精査し、学会発表に向けた準備をおこなう予定である。
しかしながら、2021年度には中華学校卒業生へアプローチをすることができ、神戸中華同文学校卒業生(5名)や横浜中華学院(3名)へのオンラインインタビューを行うことができた。さらに、神戸中華同文学校へ訪問し、学校長・教頭へ研究協力を仰ぎ、全面的にご協力いただくことが決まった。神戸中華同文学校の卒業生教員へ校長を含め、6名インタビューすることができている。
これらの研究成果を2022年11月にアメリカで開催される国際学会で報告する予定をしている。今後は、インタビュー内容を精査し、学会発表に向けた準備をおこなう予定である。
- ID情報
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- 課題番号 : 20K02596
- 体系的課題番号 : JP20K02596
この研究課題の成果一覧
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論文
2-
帝京大学宇都宮キャンパス研究年報. 人文編 ((26)) 27-49 2020年12月 査読有り筆頭著者
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大阪成蹊大学紀要 ((5)) 193-202 2019年 査読有り
講演・口頭発表等
2-
International Society for the Studies of Chinese Overseas 11th International Conference 2022年11月12日
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The 30th Anniversary Conference of the International Society for the Study of Chinese Overseas (ISSCO) 2022年11月12日 International Society for the Study of Chinese Overseas (ISSCO)