2012年11月
【アレルギー疾患の新常識-増え続ける疾患に、あなたはどう立ち向かいますか?-】 アレルギーのトピック 睡眠とアレルギー
治療
- 巻
- 94
- 号
- 11
- 開始ページ
- 1853
- 終了ページ
- 1858
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 南山堂
<プライマリ・ケアにおけるポイント>アトピー性皮膚炎におけるかゆみ、気管支喘息の発作、アレルギー性鼻炎による鼻閉などに代表されるアレルギー疾患の諸症状は、アレルギー患者に睡眠障害をきたす。睡眠障害により、昼間の倦怠感や眠気が起こり、仕事や学習の能率が下がる、事故が増加するなど、患者のQOLを低下させるのみならず、肥満、高血圧、糖尿病、心血管・脳血管疾患、精神疾患などの各種疾患のリスクも高まるとされている。また、睡眠障害は、炎症の亢進などを介して原疾患を悪化させるため悪循環を形成し、疾患のコントロールを悪化させる要因にもなる。アレルギー疾患の日常診療においては、患者の睡眠障害の有無、程度についても念頭に置く必要があると思われる。(著者抄録)
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0022-5207
- CiNii Articles ID : 40019465167
- CiNii Books ID : AN00148348