2011年4月 - 2014年3月
気候変化予測の不確実性低減に向けて:気候モデルと衛星データの融合的アプローチ
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
将来の全球気温上昇の予測は、IPCCによる最新の評価報告書でも不確実性を伴う。これは、予測を行う気候モデルが扱う物理過程(特に雲の素過程)に含まれる潜在的な誤差に負うところが大きい。そこで、気候モデルの物理過程を様々に変えたアンサンブルシミュレーションを実施し、近年の衛星計測による雲の詳細なデータでモデルの検証を行った。
物理アンサンブル生成は、世界的にも新規性の高いもので、気候変化時の雲フィードバックに関する解析結果は高い評価を受けることができた。また、衛星データを用いたモデル素過程及び気候学的な雲の評価から、今後の気候モデル改良に有益な知見となる、モデル間で共通する潜在誤差が見えてきた。
物理アンサンブル生成は、世界的にも新規性の高いもので、気候変化時の雲フィードバックに関する解析結果は高い評価を受けることができた。また、衛星データを用いたモデル素過程及び気候学的な雲の評価から、今後の気候モデル改良に有益な知見となる、モデル間で共通する潜在誤差が見えてきた。
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- 課題番号 : 23340137
- 体系的課題番号 : JP23340137