書籍等出版物

2016年4月

このままだと21世紀の子供たちの「命」が危ない

  • 竹中 司郎

担当区分
単著
担当範囲
単著
出版者・発行元
竹中司郎
総ページ数
856
担当ページ
856

日本と青森県の過去~現在~未来の命について,学校教育において、命の大切さを理解し、かけがえのない自他の命を尊重することの大切さを図ったものである。命にかかる殺人事件は,21世紀初頭が20世紀末に比べて,年間平均して約200件増えて、1,400件になっている。そうした殺伐とした世相を反映してか、性に関する被害が増え,幼女・小学生・中学生・高校生等の未成年者の性に関係して、21世紀初頭が20世紀末に比較して,強制わいせつの被害者が,年間平均して、各々約2,571件増えて5,843人に,強姦の被害者が年間平均して207人増えて1,074人となっている。これからの子供たちの将来は、どのようになるのか。一方で、情報社会や科学技術の急速な進歩で生活の利便性・快適さを増し,人間の幸福を追求していくと予想される。他方で,人間の機械化・他人の命を大切にするという人間性の喪失が進み,人間そのものの危険性に加えて,環境汚染・資源の枯渇・人口爆発・食糧危機・核戦争の不安等人類の危険性が全地球的規模で拡大していくことであろう。このような危険の中で,これからの子供たちが生きていくためには,高度な知識・知性を身につけ,自己決定能力を高めていく必要がある。21世紀は「知の世紀」と言われている。子供たちが,命を大切にし、自己を見つめ、社会の秩序が保たれ,健康・安全で,知を求めて学力の向上を図って欲しいと願い、編著した。