2012年4月 - 2014年3月
クロロフィル含有・アパタイトナノ結晶の創製と抗体固定化による超早期がん診断
日本学術振興会 平成24–25年度 日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 (研究課題番号:24651133) 挑戦的萌芽研究
増殖・転移の遅い超早期腫瘍を、生体親和性の高いマーカー材料によって細胞レベルで高感度に検出する技術が求められている。本研究では、生体親和性および発光効率の高いナノ粒子を創製し、細胞レベルで腫瘍部位を特定するイメージング材料を研究した。その結果、生体親和性の高い色素分子の末端基を核形成場としてアパタイト (又はチタニア) の無機/有機複合ナノ粒子を新規に創製し、粒子表面へがん細胞に対して特異的に結合・取込まれる分子を化学修飾する技術を確立した。さらに、化学修飾したナノ粒子は、腫瘍部位(サイズ: 2 mm以下)へ生体毒性なく効率的に結合・取込まれた。以上により、非侵襲がん診断材料の基盤を確立した。
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- 課題番号 : 24651133
- 体系的課題番号 : JP24651133