2020年4月 - 2023年3月
言語知識とその更新―アイルランド英語の現代的諸相からの理論と検証
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
2021年度は本プロジェクトの2年目にあたる。「言語知識の更新」を考察するための理論的な基盤を固めることと、アイルランド英語のcontact-induced grammar formationの詳細の考察を中心に行った。
(i) 理論的考察 (嶋田、三上):(a) 言語とアイデンティティに関する文献調査を行った。言語特徴がエスニシティとの関係でどのようにとらえられてきたかについて、社会言語学の諸研究を通して検討した。 (b) <社会>を含めた言語研究について、話者を媒介とした<言語>と<社会>のインターフェイスの具体的側面を考察した。(c)ポストモダン、「ポスト-ポストモダン」と呼ばれる現代社会の状況に応じて、そこに生きる人々の「アイデンティティ」のあり方がどのような変容を被らざるを得ないか、またそれがアイルランドにおける言語使用にどのような現実的影響を及ぼしているかという点について、更に検討を深めた。
(ii) アイルランド英語の調査(嶋田):アイルランド英語の現在の諸構文について、その形成過程を言語環境の変遷とともに検討した。特に、アイルランド語からの継承が考えられる文法的性質と、アイルランド英語をもとにした2言語接触による文法形成モデルの妥当性を中心に考察した。
(i) 理論的考察 (嶋田、三上):(a) 言語とアイデンティティに関する文献調査を行った。言語特徴がエスニシティとの関係でどのようにとらえられてきたかについて、社会言語学の諸研究を通して検討した。 (b) <社会>を含めた言語研究について、話者を媒介とした<言語>と<社会>のインターフェイスの具体的側面を考察した。(c)ポストモダン、「ポスト-ポストモダン」と呼ばれる現代社会の状況に応じて、そこに生きる人々の「アイデンティティ」のあり方がどのような変容を被らざるを得ないか、またそれがアイルランドにおける言語使用にどのような現実的影響を及ぼしているかという点について、更に検討を深めた。
(ii) アイルランド英語の調査(嶋田):アイルランド英語の現在の諸構文について、その形成過程を言語環境の変遷とともに検討した。特に、アイルランド語からの継承が考えられる文法的性質と、アイルランド英語をもとにした2言語接触による文法形成モデルの妥当性を中心に考察した。
- ID情報
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- 課題番号 : 20K00611
- 体系的課題番号 : JP20K00611
この研究課題の成果一覧
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論文
3-
社会言語科学 25(2) 9-24 2023年3月 査読有り筆頭著者
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明海大学大学院応用言語学研究 25 1-17 2023年3月 査読有り
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Frontiers in Communication 7 2022年9月21日 査読有り
書籍等出版物
1-
東京大学出版会 2019年5月
講演・口頭発表等
1-
Stony Brook University 2023年6月16日