MISC

2018年4月

アクシデントレベルにある転倒転落事故を経験した看護師の心理

日本看護学会論文集: 看護管理
  • 山本 弓子
  • ,
  • 内野 奏子
  • ,
  • 龍野 浩寿
  • ,
  • 荒巻 真由美

48
開始ページ
51
終了ページ
54
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
日本看護学会

A病院の病棟看護師(経験年数2年目以上)で、障害レベル3a(事故のため簡単な処置や治療を要した)からレベル5(死亡)の転倒転落事故発生の経験者13名(男性2名、女性11名、平均年齢40.3歳、平均看護師経験年数13年)を対象に、アクシデントレベルにある担当転落事故を経験した看護師の心理について、対象者を6名と7名のグループにわけて、インタビューガイドを用いた半構成的面接調査を実施した。録音した面接内容から逐語録を作成し、コード化、カテゴリー化の分析を行った。分析の結果、事故にかかわった当事者の心理とサポートに関する期待として、254のコード、18のサブカテゴリー、九つのカテゴリー、「事故にかかわった当事者の心理の特徴」「周囲のサポート体制」「事故を防ぐ環境」「組織の取り組み」の四つのコアカテゴリーが抽出された。看護部や病院楚姫に期待するシステムの強化とともに、職場の同僚が支え合い、配慮し合う関係づくりなどが必要であることが示唆された。

ID情報
  • ISSN : 1347-8184
  • 医中誌Web ID : 2018210327

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