2013年12月14日
線形制約付き一般化最小二乗空間フィルタに基づくfMRI-MEG統合解析による事象関連脱同期信号の再構成
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング
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- 巻
- 113
- 号
- 374
- 開始ページ
- 35
- 終了ページ
- 40
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般社団法人電子情報通信学会
本研究では,脳磁図で計測される事象関連脱同期(ERD)についての信号源の活動を機能的MRI (fMRI)で得られる位置情報を制約条件として再構成する新たな手法を提案・検討した.fMRIで特定されたクラスタに8〜13Hz帯におけるERDが生じる信号源を配置して,擬似計測データをシミュレーションにより作成し,本手法を適用することで信号再構成を行った.信号源の活動を再構成するために,線形制約付き一般化最小二乗法(generalized least squares: GLS)に基づく空間フィルタを用いた.再構成信号と仮定した信号の時系列を比較した結果,GLSフィルタ適用時に信号成分とノイズ成分を適切に分離することで,推定誤差を小さくすることができたので,本手法はERDが生じる複数の皮質活動の再構成に有効であると言える.
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110009903612
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10091178
- ID情報
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- ISSN : 0913-5685
- CiNii Articles ID : 110009903612
- CiNii Books ID : AN10091178
- identifiers.cinii_nr_id : 1000040175336