仲里 猛留
基本情報
- 所属
- 独立行政法人 製品評価技術基盤機構 バイオテクノロジーセンター バイオデジタル推進課 主査
- 研究者番号
- 80533223
- ORCID ID
- https://orcid.org/0000-0002-0706-2867
- J-GLOBAL ID
- 200901036024654195
- Researcher ID
- H-2732-2013
- researchmap会員ID
- 6000006522
◆ 肩書き(詳細)
独立行政法人 製品評価技術基盤機構 バイオテクノロジーセンター バイオデジタル推進課 主査
◆ 経歴
1976年生まれ(通称:ナナロク世代)。虫好きと鉄道好きな日々を過ごす(長く休眠していたが再燃)。
都立戸山高等学校で出会った生物教諭が教員をしながらオオカナダモの紅葉現象の研究もする人で、元々の生き物好きもあって生物学の道に進むことを志す。
東京工業大学 生命理工学部を経て、東京工業大学大学院 生命理工学研究科で修士課程まで進む(いわゆる wet時代)。このときの研究テーマは、分子生物学的手法を用いた恒常性維持機構の解明。恐山ウグイの酸性適応機構や、ウナギにおける海水適応機構について研究を行い、イオントランスポーターのC&C (cloning and characterization) の日々を送る。
その後、実験生活に限界を感じ、NECに就職(いわゆる dry時代 [第1期])。できて1年くらいのバイオインフォマティクスの部署に配属(そもそもこの部署への一本釣り採用だった)。「まずはPerlとLinuxを覚えよう」という上司の言葉から基本的なITスキルをここで身につける。文献情報を活かしたオミックスデータ解析ソフトの開発に従事する。このときに、縁あって大阪大学大学院 情報科学研究科 博士後期課程に入学、転職後に博士(情報科学)を取得。
5年後、部署の解体に伴い、営業系部署に異動。バイオ分野から離れて政策調査・戦略立案・官庁営業支援として毎日PowerPointで提案資料を作る日々を送る。
半年の後、やはり生物学に関わりたいと、これも縁あってその年の4月に設立されたライフサイエンス統合データベースセンター(DBCLS)に転職(いわゆる dry時代 [第2期])。遺伝子や疾患をキーワードでプロファイリングする Gendoo や、いわゆる公共NGSデータの検索エンジン DBCLS SRA等を手がける。また、生命系データベースをめぐる政策の動きについて年表形式でまとめたサイトの管理も行う。
2022年に(この時代特有の諸般の事情もあって)ほぼ15年いたDBCLSから経産省系の独法である製品評価技術基盤機構(NITE)バイオテクノロジーセンター(NBRC)にこれも縁あって転職。バイオリソースセンターとして微生物の分譲を行うNBRCで、両輪のもう片方であるデジタル部分を扱う部署に所属する。データベース開発・運用から新規プロジェクト受託のためのスライド資料や計画書を大量に作成するようなことまで、これまでのキャリア総決算の業務を行う日々を送っている(現在形)。
NITEは研究施設でないので厳密には研究者ではないのかもしれないが、過去は変えられないし、研究者はマインドであって肩書きでないし、何よりプロジェクトの申請書類に研究者番号を書かせられる場面も多いので、とりあえずここに情報を置いておくこととする。論文を書いても良いとも言われているし、今後にどんな縁があってどういうキャリアを歩むかわからないしね。(就職難だったり、アイデア豊富な若者への支援などと言って下の世代が優遇されたり、上の世代(正確には上の上の世代)が非常に元気すぎてポジションが空かなかったりするので、この世代は安定に慢心すると取り残される不安があるのだ)
一方で、小さいころから教員になりたかったというのもあって、大学の非常勤講師として週イチで教壇にも立つ。おもろい若者が出てきていつか一緒におもろいことできたらな、と(本当に自分なんて微力なんだが)。
本業以外では、DBCLS時代に昆虫好きが職場にばれ、その後、ガチな昆虫研究者と知り合って昆虫のNGSデータの解析をやらせてもらうことになるだけでなく分子生物学会で虫の会(まじめ版)の座長をするまでに。また、これまた知り合った博物館の研究員とコラボして、博物館標本データと遺伝子データの融合を試みるmuseomicsのコミュニティにも参画中。(そしてなぜか生物多様性情報学の人としても認識されているようだが、なんで新参者な自分なんかがと思うとともに、そういうニッチェな部分こそ、未開の地を拓くのが身上の研究者なのかもしれんとこれを書きながら思ったりするのである)
◆ モットー
「めざせ両生類」。せっかく wet と dry の両方をやってきたので、両方を行き来し、橋渡しできるように、ということで。というわけで(かどうか)アマガエルも好き。上に書いたように、ここのところ遺伝子(配列)と標本(モノ)の両方に足をつっこんでいるので、これまた両生類でしょうか。
◆ 雑談
そんなこんなでクワガタを育てたり、植物を育てたりしていて、芽が出たり親虫が出てきてうれしがるとともに、忙しいと世話がおろそかになってダメにしたりしてヘコんだり。順調に育っているのは古本屋で買ってしまった本の山か。。。
研究分野
4経歴
9-
2022年6月 - 現在
-
2015年4月 - 現在
-
2016年4月 - 2022年5月
-
2011年4月 - 2016年3月
-
2009年4月 - 2011年3月
-
2007年9月 - 2009年3月
-
2007年4月 - 2007年9月
-
2004年4月 - 2007年3月
-
2002年4月 - 2004年3月
学歴
3-
2005年10月 - 2008年9月
-
2000年4月 - 2002年3月
-
1996年4月 - 2000年3月
委員歴
1-
2021年1月 - 2024年12月
主要な論文
27-
Frontiers in Ecology and Evolution 10 2022年10月24日 査読有り筆頭著者責任著者
-
JSBi Bioinformatics Review 2022年
-
Biodiversity Information Science and Standards 5 2021年9月1日 査読有り筆頭著者最終著者責任著者
-
Scientific Reports 10(1) 17509-17509 2020年12月 査読有り筆頭著者
-
Biodiversity Information Science and Standards 4 2020年9月29日 査読有り筆頭著者最終著者責任著者
-
Biodiversity Information Science and Standards 3 2019年6月18日 査読有り筆頭著者最終著者責任著者
-
Biodiversity Information Science and Standards 2 e26102 2018年5月22日 査読有り筆頭著者最終著者責任著者
-
PLOS ONE 8(10) e77910 2013年10月 査読有り筆頭著者責任著者
-
AMERICAN JOURNAL OF PHYSIOLOGY-REGULATORY INTEGRATIVE AND COMPARATIVE PHYSIOLOGY 297(6) R1647-R1659 2009年12月 査読有り
-
NUCLEIC ACIDS RESEARCH 37(Supplement 2) W166-W169 2009年7月 査読有り筆頭著者責任著者
MISC
11-
実験医学 38(14) 2400-2405 2020年9月
-
日本バイオインフォマティクス学会ニュースレター 34 4-5 2018年8月
-
化学と生物 54(12) 873-877 2016年12月 査読有り招待有り
-
日本生化学会大会・日本分子生物学会年会合同大会講演要旨集 88回・38回 [3W24-3] 2015年12月
-
Natureダイジェスト 12(1) 22-25 2015年1月
-
日本バイオインフォマティクス学会ニュースレター 24 6-7 2012年3月
-
Advances in the Study of Genetic Disorders 65-80 2011年 査読有り
-
情報の科学と技術 60(7) 265-271 2010年 査読有り招待有り
-
日本糖質学会年会要旨集 28th 2008年
-
生化学 2008年
-
生化学 2007年
書籍等出版物
6-
羊土社 2020年10月 (ISBN: 9784758122450)
-
羊土社 2019年12月 (ISBN: 9784758122436)
-
学研メディカル秀潤社,学研プラス (発売) 2019年12月 (ISBN: 9784780909838)
-
羊土社 2014年12月 (ISBN: 9784758103435)
-
メディカル・サイエンス・インターナショナル 2005年12月 (ISBN: 4895924262)
-
羊土社 2005年9月 (ISBN: 4897064856)
講演・口頭発表等
14-
昆虫DNA研究会 第19回(2023年度)研究集会 2023年7月22日 招待有り
-
International Conference on DNA Barcoding and Biodiversity 2022年5月26日
-
生物多様性のDNA情報学 2022年4月27日
-
第53回 種生物学シンポジウム 2021年12月5日 招待有り
-
2021年日本バイオインフォマティクス学会年会 ・第10回生命医薬情報学連合大会 (IIBMP2021) 2021年9月27日
-
日本進化学会第23回大会 2021年8月20日
-
第1回ROIS-DS成果報告会 2021年2月5日 情報・システム研究機構データサイエンス共同利用基盤施設
-
生物多様性のDNA情報学 2020年12月23日
-
Biodiversity_next 2019年10月21日
-
21世紀の生物多様性研究ワークショップ 2018年12月8日 招待有り
-
Systems Biology: Global Regulation of Gene Expression (Cold Sprint Harbor Laboratory Meeting) 2008年
-
日本分子生物学会年会・日本生化学会大会 合同大会 (BMB2008) 2008年
-
The 2008 Annual Conference of the Japanese Society for Bioinformatics (JSBi2008) 2008年
-
日本分子生物学会年会・日本生化学会大会 合同大会 (BMB2007) 2007年
担当経験のある科目(授業)
2-
2019年4月 - 現在
所属学協会
3-
2018年8月 - 現在
共同研究・競争的資金等の研究課題
9-
情報・システム研究機構データサイエンス共同利用基盤施設 ROIS-DS-JOINT 共同研究 2021年4月 - 2022年3月
-
情報・システム研究機構データサイエンス共同利用基盤施設 ROIS-DS-JOINT 2021年4月 - 2022年3月
-
情報・システム研究機構データサイエンス共同利用基盤施設 ROIS-DS-JOINT 2019年4月 - 2020年3月
-
情報・システム研究機構データサイエンス共同利用基盤施設 ROIS-DS-JOINT 2019年4月 - 2020年3月
-
情報・システム研究機構データサイエンス共同利用基盤施設 ROIS-DS-JOINT 2019年4月 - 2020年3月
-
国立遺伝学研究所 NIG-JOINT 2017年4月 - 2018年3月
-
国立遺伝学研究所 NIG-JOINT 2015年4月 - 2016年3月