2014年 - 2016年
サイクロスポリンによるネコ伝染性腹膜炎ウイルスの複製阻害機構の解析
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(C)) 基盤研究(C)
- 課題番号
- 26450413
- 体系的課題番号
- JP26450413
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
-
- (総額)
- 5,070,000円
- (直接経費)
- 3,900,000円
- (間接経費)
- 1,170,000円
- 資金種別
- 競争的資金
ネコ伝染性腹膜炎(FIP)は,一度発症すると致死的な経過をたどる.我々はサイクロスポリン(CsA)によるFIPウイルス(FIPV)ゲノム複製および転写抑制効果を見出した.
サイクロスポリンの細胞内結合蛋白質であるシクロフィリン(Cyp)のCsA結合能に影響を与える遺伝子変異体プラスミドを構築し, fcwf-4細胞に導入することによりFIPVの増殖に与える影響を解析した.その結果,CsAとの親和性を減少させる変異体は,FIPVの複製効率が低下した.本結果から,CypのCsA結合領域に結合する細胞側あるいはウイルス側因子とCsAが競合拮抗することにより,ウイルスの複製が阻害されることがわかった.
サイクロスポリンの細胞内結合蛋白質であるシクロフィリン(Cyp)のCsA結合能に影響を与える遺伝子変異体プラスミドを構築し, fcwf-4細胞に導入することによりFIPVの増殖に与える影響を解析した.その結果,CsAとの親和性を減少させる変異体は,FIPVの複製効率が低下した.本結果から,CypのCsA結合領域に結合する細胞側あるいはウイルス側因子とCsAが競合拮抗することにより,ウイルスの複製が阻害されることがわかった.
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 26450413
- 体系的課題番号 : JP26450413