2011年7月
超高感度光ポンピング原子磁気センサによるヒト心磁図の計測
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス
- ,
- ,
- 巻
- 111
- 号
- 121
- 開始ページ
- 71
- 終了ページ
- 76
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要)
- 出版者・発行元
- 一般社団法人電子情報通信学会
脳磁図(MEG)や心磁図(MCG)等の生体磁気信号計測は,生体機能の解明や疾患等の診断に用いられる非侵襲的計測・イメージングモダリティの中でも重要な役割を担っている.我々は生体磁気信号計測を目標として超高感度光ポンピング原子磁気センサシステムを開発している.本研究では,ヒトのMCGを計測する上で十分な感度を有したカリウム原子磁気センサを構築しMCG計測を行った.計測信号に対しては,原子磁気センサの周波数応答を考慮した波形の復元を行った.得られたMCGの空間分布の結果は,従来のSQUID磁束計により計測された結果とも一致しており,光ポンピング原子磁気センサによる生体磁気信号計測の信頼性と実現可能性が示された.
- リンク情報
- ID情報
-
- ISSN : 0913-5685
- CiNii Articles ID : 110008800831
- CiNii Books ID : AN1001320X