2015年1月25日
米飯の食味形成に関与する米胚乳酵素の活性量の品種 および栽培地域による変動の解析
日本食品科学工学会
- ,
- 巻
- 62
- 号
- 1
- 開始ページ
- 34
- 終了ページ
- 40
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
米胚乳酵素活性はコシヒカリ近縁種間で差異があった。αおよびβ‐amylase,β‐galactosidase活性量の差異に明確な傾向があった。これらの米胚乳酵素活性を変数として,統計解析ソフトPirouette(informetorix社)を用いて主成分分析を行った。その結果,各品種ごとに分布し,酵素活性量の様相が異なっていることがわかった。はえぬきは,コシヒカリに近い位置に近接して分布していた。しかし,きらら397は,コシヒカリから最も離れた位置に分布していた。品種の特性を各糖質関連酵素活性量の様相で比較することができた。