共同研究・競争的資金等の研究課題

2019年4月 - 2023年3月

ソーシャルメディアにおける市民意見を活用した都市サービスの評価の自動生成

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

課題番号
19H04420
体系的課題番号
JP19H04420
配分額
(総額)
16,900,000円
(直接経費)
13,000,000円
(間接経費)
3,900,000円

2021年度は、CNN (畳み込みニューラルネットワーク)にAttention(注意機構)を付加することで、深層学習に基づき単語の意味情報を疑似質問として解釈して時間的関係を分類する手法を開発し、国際ジャーナル IJDL に発表した。また、ソーシャルメディアに現れる未知語を分析するために、2段階の粒度に基づくコーパスを作成して、文字と単語の双方を考慮した系列ラベリングを利用して未知語を検出する手法について検証を行い、国際会議 ICADL 2021 において発表し、Springer の Lecture Note in Computer Science の分担書籍執筆の1章として論文を公開した。そのほか、横浜市民、大阪市民およびそれぞれの都市の市議会議事録を対象として、BERTにAttentionを付加することで、カジノ誘致や待機児童問題に対する市民と議員のスタンスを分類して、都市間でその違い比較する手法を開発し、学会で発表を行った。この手法にあたって必要なコーパスは、研究分担者である神門教授ならびに柏野准教授と、定性的に議論を進めながらアノテーション属性の精緻化およびコーパスの拡張を行った。さらに、高久准教授と協力をして、Linked Open Dataを用いた漢詩を対象とした構造化とその利活用について研究を進め、査読有ジャーナル論文として成果を公開した。そのほか、研究分担者である柏野准教授と協力をして、保育園サービスに関する市民意見の分析を行うにあたって有用となる手がかりをオノマトペの視点から分析をし、学会発表を行った。また、Hack My Tsukuba 2021 というイベントにおいて、「市民と自治体との協働に関する研究」というタイトルで招待講演を行った。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19H04420
ID情報
  • 課題番号 : 19H04420
  • 体系的課題番号 : JP19H04420

この研究課題の成果一覧

論文

  2

講演・口頭発表等

  8