2014年4月 - 2017年3月
発達障害児における「不器用」の解明と指導法の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
本研究の目的は、発達障害児における「不器用」に対して、1)その状態把握と2)関連要因の解明を試みると共に、3)有効な指導原則を見出すことである。発達障害の中でも知的障害のない自閉症スペクトラム障害(ASD)児を取り上げ、一連の検討を行った。その結果、1)児本人への運動アセスメント及び保護者への調査において、運動スキルの程度が暦年齢相応の水準にないASD児が、少なからず認められる。2)ASD児における運動アセスメントの成績の個人差は、児の社会性障害の重症度や内部モデルの水準、運動遂行中の特徴と関連する。3)指導原則として運動課題に対する新奇性の軽減などが挙げられる。ということが明らかとなった。
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- 課題番号 : 26282171
- 体系的課題番号 : JP26282171