2020年4月 - 2023年3月
現代インドネシアの宗教間対話と政教関係
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究の目的は、世界最大のイスラーム人口をかかえながらも多宗教国家であるインドネシアを対象として、宗教間対話の歴史的潮流と現状を、同国の政教関係に照らし合わせながら明らかにすることである。具体的には、第二次世界大戦後のインドネシアにおけるスハルト大統領による権威主義体制期(1967年~1998年)と民主化後(1998年~)対象とし、1)時代ごと、宗教ごとの政教関係の調査・分析を軸としつつ、2)フィールドワークによる一般の信徒の宗教実践と宗教理解の調査・分析、3)小説やポップカルチャー見られる各宗教の表象とその影響の調査・分析を中心に研究を進める予定である。
研究の計画時点で2020年度予定してた、インドネシアにおける現地共同調査は、新型コロナウィルス感染症の世界的パンデミックのため2020年度同様、2021年度も実現できなかった。インドネシアの宗教に関する最新の文献の読書会ならびに個人研究の進展状況を共有する研究会合を合計4回の研究会合を持った。また、特に上記3)小説やポップカルチャー見られる各宗教の表象とその影響の調査・分析に関連して、国際交流基金アジアセンターと共催で、オンラインセミナー「マジカル・イスラーム~作家が語るインドネシアの社会と宗教~」を開催した。
研究メンバー各自のテーマについては、文献やオンラインの分析を中心に調査をすすめ、学会発表や論文・図書の公刊を通して研究成果を公開した。また、インドネシアのイスラームに関連した小説や文献の翻訳を公刊し、インドネシア国内における宗教間の比較に加えて、他地域におけるイスラームの受容の在り方との比較に貢献する成果が生み出された。
研究の計画時点で2020年度予定してた、インドネシアにおける現地共同調査は、新型コロナウィルス感染症の世界的パンデミックのため2020年度同様、2021年度も実現できなかった。インドネシアの宗教に関する最新の文献の読書会ならびに個人研究の進展状況を共有する研究会合を合計4回の研究会合を持った。また、特に上記3)小説やポップカルチャー見られる各宗教の表象とその影響の調査・分析に関連して、国際交流基金アジアセンターと共催で、オンラインセミナー「マジカル・イスラーム~作家が語るインドネシアの社会と宗教~」を開催した。
研究メンバー各自のテーマについては、文献やオンラインの分析を中心に調査をすすめ、学会発表や論文・図書の公刊を通して研究成果を公開した。また、インドネシアのイスラームに関連した小説や文献の翻訳を公刊し、インドネシア国内における宗教間の比較に加えて、他地域におけるイスラームの受容の在り方との比較に貢献する成果が生み出された。
- ID情報
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- 課題番号 : 20K12371
- 体系的課題番号 : JP20K12371
この研究課題の成果一覧
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論文
2-
岡真理編(中東現代文学研究会)『中東現代文学選2021』 123(132) 2022年 査読有り筆頭著者
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岡真理編(中東現代文学研究会)『中東現代文学選2021』 133-144 2022年 査読有り筆頭著者
MISC
2-
アジア文芸プロジェクト“Yomu”(国際交流基金アジアセンター) 2022年1月 招待有り筆頭著者
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『東南アジア 歴史と文化』 49 245-249 2020年5月 査読有り招待有り筆頭著者
書籍等出版物
2-
明石書店 2023年3月 (ISBN: 9784750355245)
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慶應義塾大学総合政策学部,慶應義塾大学出版会 (発売) 2023年2月 (ISBN: 9784766428698)
講演・口頭発表等
6-
インドネシア研究懇話会(Kapal)第4回研究大会 2022年12月3日
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the 21st Annual International Conference on Islamic Studies (AICIS), in Bali 2022年11月2日 招待有り
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日本中東学会第38回年次大会 2022年5月15日
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中東現代文学研究会 2022年1月9日 招待有り
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関西外国語大学国際文化研究所主催連続公開講座 2021年12月4日 招待有り
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2021年3月19日 招待有り
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パネリストMadani International Film Festival @ Taman Ismail Marzuki, Jakarta, Indonesia 2023年10月11日
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出演, インタビュアー, 運営参加・支援アジアセンター・国際交流基金 オンライン・アジアセンター寺子屋第8回×TAMU/Talk with Muslims 2021年9月24日
社会貢献活動
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