2017年4月 - 2023年3月
充分な見出し項目数を有する学習者向け日日辞典のコンセプト提案
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
本研究は、日本語非母語話者向け日日辞典のコンセプトを提案するために、(a)充分と考えられる見出し語数の提示、(b)その語数に相当する見出し語リストの作成、(c)定義を含む各項目の構造(ミクロ構造)の作成、(d)その構造に基づいた項目の記述例の作成、(e)定義のために使う語彙(定義語彙)のリストの作成、というお5つの点から進めてきた。
(a)は2019年度に完了し、約3万語という数字を提示した。その後、筑波ウェブコーパスが持つ上位6万語から見出し候補語約2万4千語を抽出した。さらに、生活用語、学術用語、防災用語、日本文化関連用語、固有名詞、複合機能表現などを追加し、2020年度に27393語の見出し語リストを作成した。2021年度は、研究教育活動や日常生活を通して、そこから洩れ落ちた単語を拾い、現在、(b)は27533語となっている。(c)は2020年時点でほぼ確定しており、それに基づいて、現在、(d)の作業を継続中である。2021年3月末には約200語であったが、2022年3月末時点で419語が完成している。また、執筆マニュアルも執筆作業開始と共に作成したが、その後も改訂を進め、現在は第4版ができている。(e)については、2021年3月末に4902語であったが、(d)を進めながら不要と思われる語を削除し、2022年3月末で4741語となっている。
2021年度は、上記の作業に注力していたため、学会や研究会等での対外的な発表は行っていない。
(a)は2019年度に完了し、約3万語という数字を提示した。その後、筑波ウェブコーパスが持つ上位6万語から見出し候補語約2万4千語を抽出した。さらに、生活用語、学術用語、防災用語、日本文化関連用語、固有名詞、複合機能表現などを追加し、2020年度に27393語の見出し語リストを作成した。2021年度は、研究教育活動や日常生活を通して、そこから洩れ落ちた単語を拾い、現在、(b)は27533語となっている。(c)は2020年時点でほぼ確定しており、それに基づいて、現在、(d)の作業を継続中である。2021年3月末には約200語であったが、2022年3月末時点で419語が完成している。また、執筆マニュアルも執筆作業開始と共に作成したが、その後も改訂を進め、現在は第4版ができている。(e)については、2021年3月末に4902語であったが、(d)を進めながら不要と思われる語を削除し、2022年3月末で4741語となっている。
2021年度は、上記の作業に注力していたため、学会や研究会等での対外的な発表は行っていない。
- ID情報
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- 課題番号 : 17K02792
- 体系的課題番号 : JP17K02792