「東京大学が保持する学術資産のアーカイブを構築し、その公開と活用を促進することで、学術の多様性を支える基盤を強化する」ことを目的とした東京大学デジタルアーカイブズ構築事業において、画像等の公開と学術資産の発見可能性の向上、データの利活用促進を支援するシステム群の総称。学内の学術資産デジタル化に関連するウェブサイトをまとめた「リンク集」、東京大学内の各部局等でデジタル公開されている資料のメタデータを集積し資料単位での横断検索を可能とする「ポータル」、デジタルアーカイブシステムの構築・運用が困難な部局等に対する公開支援を行う「共用サーバ」、の3つのシステムから構成され、これらのシステムの設計、開発、運用に関わっている。
特に「ポータル」については、システムの設計、プロトタイプの開発、仕様書の作成、業者との開発を担当した。また「共用サーバ」については、システムの設計、開発、導入、運用を担当し、IIIFやTEI、LODなどのデータの利活用を支援するための国際標準規格、OmekaをはじめとするDH関連のオープンソースソフトウェアを積極的に採用している。