2013年6月 - 2018年3月
こころの時間学 ―現在・過去・未来の起源を求めて―
日本学術振興会 科学研究費助成事業 新学術領域研究(研究領域提案型) 新学術領域研究(研究領域提案型)
「こころの時間学」領域では、ヒトで特に発達した過去―現在―未来にわたる時間の意識である「こころの時間」の成り立ちを、哲学・心理学、医学、神経科学、比較行動学、言語学にわたる学際的な研究を通じて明らかにすることを目的として5年間の研究を行ってきた。計画7班と公募58班は380本を超える英語論文を生み出し、所期の3大目標を達成した。(1)後部帯状回―楔前部―脳梁膨大後部皮質-海馬を連絡する大脳皮質内側面に「未来―現在―過去」の時間地図を描き出すことに成功した。(2)実験動物研究で開発された「こころの時間」の操作法を臨床応用につなげた。(3)エピソード様記憶の進化と発達の過程を明らかにした。
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- 課題番号 : 25119001
- 体系的課題番号 : JP25119001