Apr, 2020 - Mar, 2025
ミュオンラジオグラフィを用いた巨大古墳調査法の開発にかかる研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 基盤研究(A)
- Grant number
- 20H00027
- Japan Grant Number (JGN)
- JP20H00027
- Grant amount
-
- (Total)
- 45,370,000 Japanese Yen
- (Direct funding)
- 34,900,000 Japanese Yen
- (Indirect funding)
- 10,470,000 Japanese Yen
考古班は、岡山大学が作成した岡山市造山古墳3次元測量データ3種類と赤磐市が作成した両宮山古墳の3次元測量データを入手し、それぞれの古墳の測量データがミュオンラジオグラフィにおける解析とシミュレーションに適切な精度を有しているか検討を進めた。造山古墳では3種のデータのうち、より適切なデータを選択した。両宮山古墳では座標データから等高線を復元し、ミュオンラジオグラフィの解析に備えている。岡山市造山古墳のミュオンラジオグラフィ調査に備え、岡山市教育委員会ならびに地元保存会と協議を実施し、基本的に協力を取り付けている。
ミュオン班の今年度の課題は、3段構造を持つ古墳の中段まで人力で運搬可能なコンパクト可搬型ミュオン検出器の開発である。(1)波長変換ファイバー入りプラスチックシンチレータと光半導体デバイス(MPPC)の組合せによるカウンターの効率と実装法を確認するため、技術的に確立している光電子増倍管と比較してカウンター単体の予備実験を実施し、部品と材料の調達を開始した。(2)露天の測定環境に耐え得る防水、防砂、温調機能を持つ検出器の構造・構成を検討するため、文献調査、福島原発等の検出器開発者らとの情報交換、予備実験を繰り返し、基本設計を進めた。(3)考古班からの詳細情報に基づくシミュレーション解析を進めた。
本研究費で購入した光電子増倍管、波長変換ファイバー、データ解析用パソコン等を予備実験に活用した。検出器筐体の構造や設置場所の検討に必要な現地環境調査は、所属部署の県外出張自粛要請のために断念した。
検出器の開発ならびに考古班の作業は基盤Sに引き継いで実施中である。
ミュオン班の今年度の課題は、3段構造を持つ古墳の中段まで人力で運搬可能なコンパクト可搬型ミュオン検出器の開発である。(1)波長変換ファイバー入りプラスチックシンチレータと光半導体デバイス(MPPC)の組合せによるカウンターの効率と実装法を確認するため、技術的に確立している光電子増倍管と比較してカウンター単体の予備実験を実施し、部品と材料の調達を開始した。(2)露天の測定環境に耐え得る防水、防砂、温調機能を持つ検出器の構造・構成を検討するため、文献調査、福島原発等の検出器開発者らとの情報交換、予備実験を繰り返し、基本設計を進めた。(3)考古班からの詳細情報に基づくシミュレーション解析を進めた。
本研究費で購入した光電子増倍管、波長変換ファイバー、データ解析用パソコン等を予備実験に活用した。検出器筐体の構造や設置場所の検討に必要な現地環境調査は、所属部署の県外出張自粛要請のために断念した。
検出器の開発ならびに考古班の作業は基盤Sに引き継いで実施中である。
- Link information
- ID information
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- Grant number : 20H00027
- Japan Grant Number (JGN) : JP20H00027