小西 聖子

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研究者氏名
小西 聖子
 
コニシ タカコ
所属
武蔵野大学
部署
人間科学部 人間科学科
職名
教授
学位
博士((医学)筑波大学)

プロフィール

1993~1999年、東京医科歯科大学難治疾患研究所の犯罪被害者相談室で犯罪被害者の支援、対人暴力被害者の精神的なケアや周辺領域のマネージメントにかかわった。東京医科歯科大学難治疾患研究所教務職員(1993〜1996年)、東京医科歯科大学難治疾患研究所被害行動学(セコム)研究部門客員助教授(1996〜1999年)を経て1999年より現職。2015年より人間科学部長。
専門は臨床心理学、トラウマ・ケア。現在、外傷後ストレス障害(PTSD)の治療に関する研究を行っている。

研究キーワード

 
 

研究分野

 
 

経歴

 
2015年4月
 - 
現在
武蔵野大学 人間科学部 学部長
 
2015年4月
 - 
現在
武蔵野大学 大学院人間社会研究科 研究科長
 
2012年4月
 - 
現在
武蔵野大学 人間科学部人間科学科 教授
 
2010年4月
 - 
現在
武蔵野大学 大学院人間社会研究科 人間学専攻(博士後期課程) 教授
 
2010年4月
 - 
現在
武蔵野大学 大学院人間社会研究科 人間学専攻 教授
 
2004年4月
 - 
現在
武蔵野大学 心理臨床センター センター長
 
2003年4月
 - 
2012年3月
武蔵野大学人間関係学部 人間関係学科 教授
 
2003年4月
 - 
2010年3月
武蔵野大学大学院 人間社会・文化研究科人間社会専攻修士課程 教授
 
2003年4月
 - 
2010年3月
武蔵野大学 大学院人間社会・文化研究科 人間社会専攻(博士後期課程) 教授
 
1996年4月
 - 
2007年3月
東京医科歯科大学 医学部附属病院精神科 医師
 
2002年4月
 - 
2003年3月
武蔵野女子大学大学院人間社会・文化研究科 人間社会専攻(博士後期課程) 教授
 
1999年4月
 - 
2003年3月
武蔵野女子大学 人間関係学部 教授
 
1999年4月
 - 
2003年3月
武蔵野女子大学大学院 人間社会・文化研究科人間社会専攻修士課程 教授
 
1996年4月
 - 
1999年3月
東京医科歯科大学 難治疾患研究所 客員助教授
 
1993年2月
 - 
1996年3月
東京医科歯科大学 難治疾患研究所 教務職員
 
1992年4月
 - 
1993年3月
国立茨城工業高等専門学校 非常勤講師
 
1991年4月
 - 
1993年3月
県立土浦児童相談所 嘱託医
 
1992年4月
 - 
1993年1月
筑波大学大学院 博士課程 医学研究生
 
1991年12月
 - 
1993年1月
県立つくば看護専門学校 非常勤講師
 
1988年6月
 - 
1993年1月
医療法人社団八峰会池田病院 精神科 医師
 

学歴

 
1988年4月
 - 
1992年3月
筑波大学大学院 博士課程医学研究科 
 
1980年4月
 - 
1988年3月
筑波大学 医学専門学群 
 
1973年4月
 - 
1977年3月
東京大学 教育学部 教育心理学科
 

委員歴

 
2017年3月
 - 
現在
内閣府  男女共同参画会議議員
 
2016年5月
 - 
現在
東京都総務局 犯罪被害者等支援を進める会議  委員
 
2014年5月
 - 
現在
ふくしま心のケアセンター  顧問
 
2012年6月
 - 
現在
消防庁  大規模災害時等に係る惨事ストレス対策研究会構成員
 
2011年7月
 - 
現在
消防庁特殊災害室「福島原発事故において活動した消防職員の長期的な健康管理検討会」  委員
 
2008年4月
 - 
現在
兵庫県こころのケアセンター  外部評価委員
 
2008年1月
 - 
2017年12月
国家公安委員会  犯罪被害給付専門委員
 
2015年10月
 - 
2016年8月
法務省 法制審議会 刑事法(性犯罪関係)部会  臨時委員
 
2005年4月
 - 
2015年4月
内閣府犯罪被害者等施策推進会議  委員
 
2012年8月
 - 
2013年3月
独立行政法人放射線医学総合研究所「放射線による健康影響等に関する資料作成及び保健医療関係者等に対する研修会の講師育成事業」検討委員会  委員
 

受賞

 
2014年10月
日本犯罪学会 日本犯罪学会賞 受賞(第33号)
 
犯罪学の領域において卓越した業績(犯罪被害者の支援・治療)を挙げたことに対する賞
2010年1月
毎日新聞社 第8回毎日書評賞受賞
 
「ココロ医者、ホンを診る――本のカルテ10年分から」武蔵野大学出版会
1998年10月
エイボン女性年度賞(教育賞)受賞
 
1996年11月
第2回日本犯罪学会学術奨励賞受賞
 

論文

 
精神科入院患者の幼少期の困難な体験の体験率および関連因子に関する検討
工藤紗弓・和田一郎・和田久美子・小西聖子
総合病院精神医学   29(2) 152-162   2017年4月   [査読有り]
入院中の精神疾患患者の主観的な幼少時の困難な体験(ACE)の体験率と、ACEの有無および累積と精神科初診年齢・精神科初回入院年齢、教育歴との関連について検討した。2014年7月から2015年6月に関東圏内A病院に入院中の患者を対象とした。53名(平均年齢53.1歳)について検討を行った。ベースラインおよび10から14週後の2回調査を実施した。ACEは親の離婚および別居、虐待など8項目について尋ねた自記式のチェックリストを用いた。1つ以上ACEを体験した者は58.5%、平均累積数は1.2であ...
急性期と慢性期の性暴力被害者の臨床における実態と今後の治療における課題
今野理恵子・淺野敬子・正木智子・山本このみ・小西聖子
女性心身医学   21(3) 295-305   2017年3月   [査読有り]
性暴力被害後3カ月以内に精神科初診となった患者(急性期)とそれ以降に初診となった患者(慢性期)の転帰や症状評価の比較検討を行い、臨床の実態を明らかにした。
武蔵野大学心理臨床センターにおける来談者の傾向と転帰についての検討
今野理恵子・野口普子・淺野敬子・坂巻郁美・小西聖子
武蔵野大学心理臨床センター紀要   14 1-12   2014年12月   [査読有り]
2010〜2013年の4年間における武蔵野大学心理臨床センター来談者のデータベース情報を元にカルテ調査研究を行い、来談者の傾向とその治療転帰を検討した。新規ケース総件数282件のうちトラウマ体験のある来談者は約56%、また、新規ケースの64%が医療機関・公共の専門機関等から紹介を受けて来談していた。トラウマ体験を持つ来談者は年々増えている。また、同一の医療機関や公共専門機関からの紹介は繰り返し行われることが多く、協力体制が整いつつあることを示していると考えられる。センターにおいて、今後はト...
ドメスティック・バイオレンス被害者への司法のプロセスにおける心理的サポートの試み
本田りえ・野口普子・嶋美香・小西聖子
総合病院精神医学   24(3) 253-260   2012年7月   [査読有り]
司法手続きに関与しながら適切な行動がとれずに相談のあったDV被害者5名に、筆者らが開発した心理的サポートを行い、その後、面接において被害者が抱える困難を明らかにするとともに、心理的技法を用いたサポートの有効性を検証した。司法のプロセスで経験した困難の多くは、恐怖反応やPTSDなどの症状と関連しており、これらの症状が司法手続きを阻害する一因となっている可能性が示唆された。メンタルヘルスの専門家によって行われる心理的サポートは、症状によって自分の権利を十分に行使できない状態にある人が、行使でき...
精神科クリニックにおけるドメスティック・バイオレンス被害者の現状と問題
本田りえ・小西聖子
トラウマティック・ストレス   9(2) 217-225   2011年9月   [査読有り]
精神科クリニックを受診したDV被害者70人のカルテ調査を行った。被害者の受けていた暴力は、精神的暴力(100%)、身体的暴力(88.6%)、経済的支配(65.7%)、社会的隔離(54.3%)、性的暴力(48.6%)と、どれも高率であり重複していた。身体的暴力を受けた女性の72.6%が頭部・頸部・顔面への攻撃を経験していた。臨床的診断は、PTSD(37.1%)を含む不安障害圏が45.7%で最も多かった。シェルターや施設を利用せず、一般社会で生活する女性の間にも、学歴の高低や経済状態に関わらず...
Shear MK, Simon N, Wall M, Zisook S, Neimeyer R, Duan N, Reynolds C, Lebowitz B, Sung S, Ghesquiere A, Gorscak B, Clayton P, Ito M, Nakajima S, Konishi T, Melhem N, Meert K, Schiff M, O'Connor M-F, First M, Sareen J, Bolton J, Skritskaya N, Mancini AD, Keshaviah A
Depression and Anxiety   28(2) 103-117   2011年2月   [査読有り]
犯罪被害者遺族における複雑性悲嘆及びPTSDに関連する要因の分析
白井明美・中島聡美・真木佐知子・辰野文理・小西聖子
臨床精神医学   69(8) 1053-1062   2010年8月   [査読有り]
国内の犯罪被害者遺族151人(死別から平均7.4年経過)を対象とし、複雑性悲嘆・PTSD症状に関連する要因を検討した。死因は故意の犯罪による者が88.1%であった。ロジスティック回帰分析を行った結果、被害者遺族における複雑性悲嘆のリスク要因として女性であること、死別後の二次被害体験の頻度が多いこと、PTSDのリスク要因として女性であること、事件時の衝撃の認識、子どもの死が挙げられた。このことより、犯罪被害者遺族において特に女性や親、事件時の衝撃が大きかった場合については長期的な治療が必要で...
Kim Y, Asukai N, Konishi T, Kato H, Hirotsune H, Maeda M, Inoue H, Narita H, Iwasaki M
Psychiatry Clin Neurosci   62(6) 646-652   2008年12月   [査読有り]
PTSD臨床治療におけるパロキセチンの安全性と有効性についての治験報告。非盲検で、日本人PTSD患者52名に対しパロキセチン20-40mgを変動用量で投与し、4、12、52週間後に構造化面接CAPS-SXおよび臨床全般印象尺度CGIでPTSD症状を評価した。52週間の治験を完遂したのは52名中25名、薬効がなく中断したのは1名であった。12週時点で46.9%に、52週時点で67.3%に症状の改善が見られた。また、投与量が多い場合、症状が軽いよりも症状が重いほうがより軽減することが示された。...
Prolonged Exposure TherapyのPTSDへの効果研究―暴力の被害を受けた女性10名に対して
吉田博美・ 小西聖子・井口藤子・加茂登志子
心理臨床学研究   26(3) 325-335   2008年8月
「女性に対する暴力」の典型である性暴力とドメスティック・バイオレンス(DV)の被害者に対して、Prolonged Exposure Therapy(PE療法)の適用とその有用性について検討した。性的暴力、あるいはDVの影響で外傷後ストレス障害(PTSD)に罹患している10例を対象にPE療法を施行した。被害以前に他の外傷体験を経験していた者は7例であり、精神科既往歴があったものは3例であった。被害以降8例は薬物療法を行い、そのうち6例はPE療法時に薬物療法を併用していた。PE療法を完遂した9...
精神科医による犯罪被害者の診療と法的な問題に対する関与
橋爪きょう子・辰野文理・中島聡美・小西聖子・中谷陽二
司法精神医学   3(1) 20-28   2008年3月   [査読有り]
全国の医療機関2,879機関を対象とした精神科医による犯罪被害者の診療と法的な問題へのかかわりの実態調査の結果を分析・考察した。回答者の多くが支援に必要な情報や知識がないままに、犯罪被害者の診療や法的な問題への対処を迫られていると推測された。精神科の日常臨床の中で行える法的な問題への関与には一定の限度があると考えられ、今後は日常臨床で行えるものと専門家を育成した上で行うべきものを区別すること、関与をよりスムーズにするために被害者に関わる他機関との連携を確立することなどが必要である。

Misc

 
性犯罪事件の被害者に対する裁判官の検討項目に関する研究-最近の判例分析をもとに-
山本このみ・小西聖子
武蔵野大学心理臨床センター紀要   17 1-11   2017年12月   [査読有り]
判例データベースより平成元〜29年の性犯罪のみを審理対象とする刑事事件判決を抽出した結果、24判例が得られた。これらを検討対象とし、裁判所の判断として被害者について言及されている部分をカテゴライズした。裁判官が被害者に対して検討している項目として挙がった14カテゴリーそれぞれについて考察した。
性暴力被害者への早期支援とケア
小西聖子
トラウマティック・ストレス   15(2) 99-112   2017年12月   [依頼有り]
性的暴力に関わる刑法改正の要点、DSM-5における性的暴力を受ける出来事としての性暴力被害の現状、性暴力被害者の早期支援の研究について述べた。(第16回日本トラウマティック・ストレス学会大会長講演)
犯罪被害者遺族のメンタルヘルスとレジリエンス
中島聡美・白井明美・小西聖子
ストレス科学   32(1) 30-42   2017年8月
犯罪被害による死別という極度のストレスを体験した遺族はPTSDや複雑性悲嘆などの精神障害の有病率が高いと報告されているが、発症しなかったり自然回復する人も存在する。そのような遺族はレジリエンスが高く、レジリエンスが精神健康に影響していることが示唆された。犯罪被害者遺族の回復にはレジリエンスを強化するような心理社会的支援や介入が必要だ。そのためには、司法手続きや二次被害などのレジリエンスを阻害するストレス要因を緩和・防止する支援が重要である。
刑法改正と性暴力被害者支援
小西聖子
日本医事新報   (2864) 10-11   2017年7月   [依頼有り]
1907年刑法制定以来、性犯罪に関して初の法改正としての大きな3点1.被害の性差撤廃、2.監護者性交等罪・監護者わいせつ罪の新設、3.非親告罪化は、被害の実態からすれば当然であるとした上で、法改正を契機に被害者も医療者も性暴力による身体・精神的被害の認識が深まることや、支援機関の存在の周知、支援法の早期成立を期待すると述べた。
急性期性暴力被害者のための支援情報ハンドブックの有用性評価
淺野敬子・中島聡美・成澤知美・中澤直子・金吉晴・小西聖子
女性心身医学   21(3) 325-335   2017年3月   [査読有り]
急性期性暴力被害者のための情報提供用ハンドブック(以下、冊子)を作成し、性暴力被害者の支援者または治療者を対象に本冊子の有用性について評価を行った。
性暴力被害者支援の現状と課題―ワンストップ支援センターと精神科医療の連携に関する報告から―
淺野敬子・平川和子・小西聖子
被害者学研究   (26) 37-52   2017年3月   [査読有り]
最初に性暴力被害のうち、主に女性に対するレイプ被害に焦点をあてて、被害発生率および通報(相談)率、性暴力の影響、特に精神健康と再被害について概説し、次に、米国におけるレイプ・クライシス・センターおよび我が国の性暴力被害者のためのワンストップ支援センターの設立状況について報告した。最後に、筆者らがワンストップ支援センターと連携する精神科で行った性暴力被害者のカルテ調査結果に基づき、ワンストップ支援センターと精神科との連携について考察した。
多様なトラウマによるPTSDに対する持続エクスポージャー法の適用について―単回性トラウマとの比較―
小西聖子・吉田博美
トラウマティック・ストレス   14(2) 128-135   2016年12月   [査読有り]
持続エクスポージャー法によるPTSD治療例47例の結果を検討した。単回性トラウマ体験と複雑性トラウマ体験とで比較したところ、トラウマの質にかかわりなく治療が奏功していた。
知って得する!新・名医の最新治療 Vol.442「PTSD(心的外傷後ストレス障害」
小西聖子・本多正道
週刊朝日   8・26 57-59   2016年8月   [依頼有り]
PTSDの治療法として現在有効性がある持続エクスポージャー療法、EMDRの概説。保険適用になった持続エクスポージャー療法について小西が、EMDRについて本多が述べた。
児童相談所で親子相互交流療法(PCIT)を用いた事例について-再統合・里親のケースに対する有効性の予備的検討-
上原由紀・小西聖子・春原由紀
子どもの虐待とネグレクト   18(2) 255-265   2016年8月   [査読有り]
埼玉県の児童相談所においてPCITを実施した再統合事例3例と、里親委託事例2例について報告した。いずれもECBIや虐待心性尺度複数項目に改善が見られ、親子関係や子供の問題行動に変化が認められた。子どもが保護者にケアされ問題行動が減少すると同時に、保護者が適切な関わりを体得することで養育に自信を持てていた。それらによって母子関係が再構築され、再虐待を防いでいることが推察された。養育者自身や担当児童福祉司も関係改善に効果を感じていた。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)の認知行動療法マニュアル(治療者用)[持続エクスポージャー療法/PE療法]
金吉晴・小西聖子
不安症研究   (特別号) 155-170   2016年5月   [依頼有り]
持続エクスポージャー療法(Prolonged Exposure Therapy: PE)のプロトコルの概要として、開発者の許可の元に、日本で翻訳出版されている療法マニュアルを抜粋し述べた。

書籍等出版物

 
虐待・親にもケアを:生きる力をとりもどす MY TREE プログラム
森田ゆり 編著
築地書館   2018年6月   ISBN:9784806715627
編著者による、虐待問題に取り組んできた専門家インタビュー、および、虐待に至ってしまった親の回復支援プログラム「MY TREE ペアレンツ・プログラム」の解説書。インタビュイーの一人として、虐待家族に対する心理療法やトラウマ治療、刑法改正について述べた。
情動とトラウマ:制御の仕組みと治療・対応
奥山眞紀子、三村將 編、青木豊、飛鳥井望、大江美佐里、亀岡朋美、加茂登志子、栗山健一、小西聖子、ほか13名 (担当:分担執筆, 範囲:複雑性トラウマと情動調節)
朝倉書店   2017年4月   ISBN:9784254106985
複雑性トラウマによって情動はどのような変化を受け、それは複雑性トラウマを経験した個人の情動調節の働きにどのような変化をもたらすのか、またそのような情動調節の不全が考えられるとすればそれはどのように疾病概念の中に位置づけたらよいのかについて論じた。
週刊朝日MOOK 新・名医の最新治療2017
週刊朝日 (担当:分担執筆, 範囲:小西聖子・本多正道:PTSD(心的外傷後ストレス障害))
朝日新聞出版   2016年12月   ISBN:9784022775238
PTSDの治療法として現在有効性がある持続エクスポージャー療法、EMDRの概説。保険適用になった持続エクスポージャー療法について小西が、EMDRについて本多が述べた。週刊朝日8・26号「新・名医の最新治療 No.442」再録。
性暴力被害者への支援
小西聖子、上田鼓 編著 (担当:共編者, 範囲:小西聖子:第7章性暴力被害者支援の歴史と展望)
誠信書房   2016年9月   ISBN:9784414416190
性暴力の被害者の現状や支援の実践について、事例を交え、知見を提供した。
地域と職場で支える被災地支援−心理学にできること
安藤清志、松井豊 編 (担当:共著, 範囲:伊藤正哉・中島聡美・村上典子・小西聖子:第2章 震災により死別・離別を経験した遺族への心理社会的支援)
誠信書房   2016年6月   ISBN:9784414311167
日本心理学会の助成による被災者支援に関わる心理学領域の実践活動や研究成果を報告した心理学叢書6。
東日本大震災後、災害での死別や離別による悲嘆のよりよいケアをめざして設立した「災害グリーフサポートプロジェクト」で行った各種情報発信、ワークショップ、今後の活動について報告した。
災害時のメンタルヘルス
酒井明夫、丹羽真一、松岡洋生監修 (担当:分担執筆, 範囲:4.惨事ストレスと支援者のケア I総論)
医学書院   2016年3月   ISBN:9784260024358
災害のストレスによって新たに生じた精神的問題を抱える一般住民への対応、および、支援者(地域の医療従事者、救急隊員、行政職、保健職等)の支援について、支援方法の方針を述べた。
今日の治療指針 Vol.58 2016年版
山口徹・北原光夫監修 (担当:分担執筆, 範囲:心的外傷後ストレス障害)
医学書院   2016年1月   ISBN:9784260023924
心的外傷後ストレス障害の病態と診断、治療方針について概説した。
書評大全
共同通信文化部編 (担当:分担執筆, 範囲:「ヒトラーをめぐる女たち」、「リビング・ヒストリー」、「パラサイト社会のゆくえ」)
三省堂   2015年4月   ISBN:9784385151106
1998〜2014年16年間の共同通信配信の新聞掲載書評をまとめた書評集。掲載書名約5,000点、評者約1,600人。毎日新聞掲載の書評3点の再掲。
精神保健の課題と支援 第2版(新・精神保健福祉士養成講座2)
日本精神保健福祉士養成校協会 編 (担当:分担執筆, 範囲:本田りえ・小西聖子・吉岡眞吾:犯罪被害者の精神保健)
中央法規   2015年2月   ISBN:9784805851173
犯罪被害者に生じやすいストレスと精神障害についての基礎知識、犯罪被害者に対する法的な整備、精神保健対策にかかわる機関や活動について述べた。
放射線災害と向き合って−福島に生きる医療者からのメッセージ
福島県立医科大学附属病院被ばく医療班(現放射線災害医療センター)編 (担当:分担執筆, 範囲:小西聖子・丹羽真一、細矢光亮、大津留晶:第6章[座談会]震災と原発事故、こころの健康にどう向き合って行くか)
ライフサイエンス出版   2013年5月   ISBN:9784897753065
東日本大震災で発生した原子力災害対応をもとに作成した、医療関係者がいかに原子力災害に向き合うべきかに対する教科書。
福島県が実施した住民対象の「こころの健康度調査」で明らかになった事例を見ながら、メンタルヘルスの問題、対応やケアについて討論した。

講演・口頭発表等

 
不安障害の診断と治療―PTSD治療を中心に―
小西聖子
第4回「精神科専門薬剤師養成研究会」   2017年10月21日   東京都病院薬剤師会&吉富薬品株式会社
薬剤師約80名を対象に、不安障害2事例(急性ストレス障害、PTSD)の処方例を解説した。
傷ついた人の支援に必要なこと~PTSDの認知行動療法やうつ病の治療を含め~ [招待有り]
小西 聖子
第2回女性とメンタルヘルス研究会   2017年10月11日   持田製薬株式会社
性被害支援ワンストップセンターの相談員、関係する産科病院の医師、スタッフ、県警の犯罪被害担当等約30名を対象にセミクローズド形式で、性暴力被害者の急性期介入・中長期治療について述べた。
ハラスメント被害者の心理的回復 [招待有り]
小西聖子
日本教育心理学会第59回総会   2017年10月8日   日本教育心理学会
ハラスメント被害を受けた人をどう支援するか、被害からの回復の道筋と支援のあり方等について、事例を交えて述べた。
ハラスメント防止委員会企画 講演。講師:小西聖子、指定討論:金子雅臣、司会:大塚雄作
PTSDに対する持続エクスポージャー療法入門 [招待有り]
小西聖子・小林奈穂美
日本認知・行動療法学会第43回大会   2017年10月1日   日本認知・行動療法学会
学会研修会講師を共同で務めた。学会員約40名を対象に、持続エクスポージャー療法のPTSDへの適用について概説し、実践について実例をまじえて解説した。
虐待の発見とケア-虐待は個人や社会にどのような影響を及ぼすか-
小西聖子・本多勇・矢澤美香子
第16回日本トラウマティック・ストレス学会   2017年6月11日   日本トラウマティック・ストレス学会
市民公開講演。学会員および一般を対象に、発達やメンタルヘルスの問題、犯罪や非行のリスク要因、脳機能における障害など、虐待の影響について精神医学、心理学の立場からわかりやすく述べた(小西聖子「子どもの虐待の個人への影響」)。また、特に高齢者虐待に焦点を当て、家庭における家族による虐待、施設における支援従事者による虐待の現状を確認し、社会福祉・ソーシャルワーカーの立場から「虐待」とその社会的影響について考え、虐待のない支援(介護)を実現し維持していく方策について考察した(本多勇「虐待の発見とケ...
性暴力被害者への早期支援とケア
小西聖子
第16回日本トラウマティック・ストレス学会   2017年6月10日   日本トラウマティック・ストレス学会
大会長講演。この数年、東京のワンストップセンターなどとの関わりを通した臨床の場や、法制審議会といった政策検討の場での経験から、性暴力被害者のありのままの姿が社会で認識されること、被害者の回復を専門家として具体的に支援することの現状と課題について、実践的に述べた。
一般演題3E「精神病理」座長
小西聖子
第12回日本司法精神医学会   2016年6月19日   日本司法精神医学会
一般演題「精神病理」セッションの座長を務めた。
教育講演 戒能民江「セクシュアル・ハラスメントの現状と課題」司会
小西聖子
第112回日本精神神経学会   2016年6月2日   日本精神神経学会
教育講演の司会を務めた。
日本におけるトラウマティック・ストレス領域の歩み
小西聖子
第15回日本トラウマティック・ストレス学会   2016年5月20日   日本トラウマティック・ストレス学会
教育講演。日本のトラウマティック・ストレス領域の歴史や現在の状況や課題などについて初学者にもわかりやすいよう述べた。
日本における認知処理療法の発展
伊藤正哉、堀越勝、森田展彰、小西聖子、中島聡美
第14回日本トラウマティック・ストレス学会   2015年6月21日   日本トラウマティック・ストレス学会
これまでのわが国における認知処理療法による取り組みを紹介した。
シンポジウムA-3 心的外傷後ストレス障害への認知処理療法の展開(オーガナイザー小西聖子、座長:堀越勝、小西聖子、演者:森田展彰、伊藤正哉、Resick, P.A.)

競争的資金等の研究課題

 
心的外傷後ストレス障害の青少年を対象にした認知処理療法のマニュアル開発と効果検証
独立行政法人日本学術振興会: 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
研究期間: 2017年4月 - 2021年3月    代表者: 片柳章子
慢性的かつ深刻ないじめ、虐待、性暴力被害等に遭い、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に罹患する子どもは少なくない。こうした背景から、青少年期の子どもへのPTSD 治療の提供が社会的に求められている。本研究では、成人のPTSD 治療として第一選択とされる認知処理療法(Cognitive Processing Therapy; CPT)を青少年用に改定し、その実施可能性、安全性、有効性を検
討するため、 青少年期を対象とした認知処理療法(CPT-A)のマニュアルとマテリアルの開発、青少年のPT...
性暴力被害者への継続的支援-急性期支援プログラムおよび精神鑑定ガイドラインの開発
独立行政法人日本学術振興会: 科学研究費助成事業 基盤研究(B)(一般)
研究期間: 2017年4月 - 2021年3月    代表者: 小西 聖子
性暴力被害者の精神的回復のために必要な被害後急性期から回復期に向けて一貫した支援の提供に向けて、心理臨床現場で現在不足している、急性期介入と、刑事司法手続きへの支援を含めたモデルの構築を目指す。具体的には、 性暴力被害者のPTSDに対する急性期心理社会支援プログラム「SARA」の開発、性暴力被害者の精神鑑定ガイドライン策定を試みる。
日本版複雑性悲嘆療法(J-CGT)の開発とその有効性に関する研究
独立行政法人日本学術振興会: 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
研究期間: 2017年4月 - 2020年3月    代表者: 中島聡美
悲嘆が長期遷延化した状態である複雑性悲嘆(Complicated Grief,CG)に対して、米国で効果が実証された複雑性悲嘆療法(Complicated Grief Treatment, CGT)が、日本人にも有効であることを既に過去の研究で検証した結果をもとに、より日本の臨床現場で実施しやすい形に修正した日本版複雑性悲嘆療法(Japanese version of Complicated GriefTreatment,以下J-CGT)の有効性、安全性、実施可能性について単群での前後比較...
心的外傷後ストレス障害に対する認知処理療法の有効性及び臨床展開
独立行政法人日本学術振興会: 科学研究費助成事業 基盤研究(A)(一般)
研究期間: 2015年4月 - 2019年3月    代表者: 堀越勝
心的外傷後ストレス障害(PTSD)に対する治療とケアの向上を目的として、認知処理療法(Cognitive Processing Therapy; CPT)について、個人版CPTのランダム化比較試験、集団版CPTの前後比較臨床試験、CPTを幅広い対象に広めるための心理教育マテリアルの開発を試みる。
性暴力被害者を対象としたPTSDの急性期治療/回復プログラムの開発および効果検証
独立行政法人日本学術振興会: 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
研究期間: 2014年4月 - 2018年3月    代表者: 小西 聖子
性暴力被害者に対する急性期におけるPTSD治療/回復プログラムを開発し、その有効性を検証することを目的として(1)性暴力被害者のPTSDに対する急性期治療/回復プログラムを開発し、(2)治療/回復プログラムの有効性を心理的指標(PTSD症状、QOL)及び生物学的指標(脳由来神経栄養因子BDNF)を用いて検証する。単群による前後比較試験をオープントライアルによって実施する。 本研究で開発するプログラムは、PTSD症状低減を主なターゲットとするが、刑事司法手続き等、性暴力被害者の抱える二次的な...
犯罪者を親にもつ子どもへの支援に関する総合的研究
独立行政法人日本学術振興会: 科学研究費助成事業 基盤研究(A)(一般)
研究期間: 2014年4月 - 2017年3月    代表者: 矢野恵美
例え親が犯罪をしていても、子どもにはその責任はない。しかし現実には、親が犯罪をした子どもは、家庭、学校、社会等において、精神的、物理的、経済的に様々な不利益にさらされている。そこで本研究では、親の犯罪を子ども自身(家族も含む)が被害者である虐待ケース(事件化しているかどうかを問わない)と、被害者が家族以外である場合に分けた上で、子どもの権利条約を中心とした国際基準、先進国の取組を含め、様々な分野からどのような法的支援ができるかを検討した。虐待については防止策、事件化のための法制度も検討した...
刑事政策の課題としての児童虐待―警察の関与の観点から
日工組社会安全財団: 一般研究助成
研究期間: 2015年4月 - 2016年3月    代表者: 柑本美和
現在増え続ける通告件数を前に、児童虐待への対応に刑事司法関与の必要性が強く求められる。現在の児童虐待防止・児童保護のシステムの問題点を明らかにし、システムの将来の構想を提案した。
複雑性悲嘆の認知行動療法の効果の検証およびインターネット治療のプログラ厶の開発
厚生労働省: 基盤研究(B)
研究期間: 2010年4月 - 2013年3月    代表者: 中島聡美
複雑性悲嘆の治療法の開発および有効性の検証のために2つの研究を行った。(1)Shearが開発した複雑性悲嘆療法を複雑性悲嘆を主訴とする成人(6例)を対象に、実施したところ、治療後に複雑性悲嘆症状、うつ症状、PTSD症状のいずれも有意な改善を示した。(2)Wagnerによるインターネットを媒介とした認知行動療法を参考に筆記課題を行う治療プログラムを開発した。重要な他者を喪失した一般成人遺族28名を対象に紙面べ一スにて実施したところ、筆記後において複雑性悲嘆での有意な減少が見られた。複雑性悲嘆...
犯罪の被害にあった女性・児童への対策に関する総合的研究
文部科学省: 基盤研究(B)
研究期間: 2008年4月 - 2011年3月    代表者: 矢野恵美
犯罪の被害にあった女性・児童への対策につき、(1)立法に関する問題、(2)司法、福祉等の各機関による対応と、各機関間の連携という問題を、日本、北欧(スウェーデン、フィンランド)、韓国、アメリカ、ドイツを中心に、比較法の観点から考察し、更に(3)日本の現状について、法学、精神医学、社会心理学等の観点から質問紙調査、インタビュー調査、ケースワーク研究を実施し、日本の現状について問題点を明らかにし、それを検討すると共に、他国に比べ、日本が先進的な取組をしていると言える点についても明らかにした 。
大規模災害や犯罪被害等による精神科疾患の実態把握と介入手法の開発に関する研究
厚生労働省: 厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 障害者対策総合研究
研究期間: 2008年4月 - 2011年3月    代表者: 金吉晴
大規模災害、犯罪被害によるPTSD等の精神的被害の実体解明と治療方法の開発のために、国内での直接面接による実態調査、比較対照群を用いた認知行動療法に関する臨床研究を行い、客観的な検査法を検討し、国際的なエビデンス研究に即した、被災者、被害者の保健医療、行政対応のガイドラインを作成した。

社会貢献活動

 
大人の偏見、若者の言い分
【寄稿】  日本医事新報社  (日本医事新報2018.1.6 No. 4889: 133-134)  2018年1月
年頭企画「炉辺閑話2018」所収の随筆。若者の被害に対する大人の偏見について。
WEB連動企画”チエノバ” 性暴力被害
【出演, コメンテーター】  Eテレビ  ハートネットTV  (Eテレビ)  2017年7月6日
トラウマ治療の専門家として、番組に寄せられた性暴力被害体験事例に関して心理・精神医学的症状とその心理・社会的影響を解説し、法の場に出てこない被害の実態にそぐわない刑法の課題、被害者の回復のために周囲が持つべき知識やすべき対応を指摘した。
うちの娘がアダルトビデオに!? どうする“出演強要”問題
【出演, コメンテーター】  NHK  週刊ニュース深読み  (NHK)  2017年6月24日
性暴力被害者支援の専門家として、AV出演強要問題の相談事例を挙げて、出演を断りきれない心理状態について解説した。
無関係ですか?性暴力被害
【出演, コメンテーター】  NHK  あさイチ  (NHK)  2017年6月21日
6月の刑法改正を受けて、性暴力の実態、その背後にある一般の人々意識や、法律・支援の現状等について述べた。
DV初期対応と専門機関との連携等
【講師】  日本弁護士連合会  日弁連eラーニング  2017年3月27日
日弁連会員弁護士を対象とするeラーニング資料講師を共同で務めた。
精神科医としての立場から、DV被害者心理の実情、DV被害の深刻さ、典型例を紹介し、DV案件対応の留意点について述べた。
講師:伊藤和子、小西聖子、近藤惠子