2018年4月 - 2022年3月
加工適性の高い木材を産生し、かつ潜在的な高成長性を秘めた赤材桑の研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
- 課題番号
- 18H02250
- 体系的課題番号
- JP18H02250
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 17,160,000円
- (直接経費)
- 13,200,000円
- (間接経費)
- 3,960,000円
我々は、リグニンモノマー生合成の最終段階を触媒するシンナミルアルコールデヒドロゲナーゼ(CAD)をコードする遺伝子を欠損した赤材桑(セキザイソウ)について研究した。赤材桑のゲノムを解析した結果、CADの基質の一つであるシナプルアルデヒドがリグニンに多量に取り込まれていることが判明した。また、代謝プロファイリングにより、シナップアルデヒドとそこから派生する生成物が強く蓄積していることが明らかになった。赤材桑のゲノムを解読し、3つの推定CAD遺伝子をアノテーションした。他の植物種でリグニン生合成に重要な役割を果たすCAD遺伝子と最も類似性の高いホモログの配列は、フレームシフト変異を起こしていた。
- ID情報
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- 課題番号 : 18H02250
- 体系的課題番号 : JP18H02250
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論文
1-
Holzforschung 75(10) 968-977 2021年10月 査読有り責任著者