共同研究・競争的資金等の研究課題

2011年4月 - 2016年3月

タンパク分解系障害による脳内環境変調と神経変性メカニズム

日本学術振興会  科学研究費助成事業 新学術領域研究(研究領域提案型)  新学術領域研究(研究領域提案型)

課題番号
23111002
体系的課題番号
JP23111002
配分額
(総額)
201,500,000円
(直接経費)
155,000,000円
(間接経費)
46,500,000円

我々は筋委縮性側索硬化症(ALS)へのたんぱく分解障害の関与を探った。運動ニューロン特異的に26Sプロテアソームを欠損させたマウスでは臨床的にも病理学的にもヒトのALSにきわめて類似した病像を示した。対照的に運動ニューロン特異的にオートファジーを欠損させたマウスでは細胞死は観察されず、運動機能障害も認められなかった。以上より、ALSの病因にプロテアソーム障害が関与する可能性が強く示唆された。また、リソゾーム病であるゴーシェ病の病因遺伝子GBA変異がパーキンソン病のリスク遺伝子であることからメダカのゴーシェ病モデルを作成したところ、行動異常と脳内に神経炎症およびαシヌクレイン凝集体蓄積を認めた。

リンク情報
Kaken Url
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PLANNED-23111002/23111002seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PLANNED-23111002
ID情報
  • 課題番号 : 23111002
  • 体系的課題番号 : JP23111002