2017年4月 - 2020年3月
疑似科学に関する議論を媒介にした科学リテラシー教育のプラットフォーム構築の研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
本研究では、科学性評定サイトに新たにコミュニケータ機能を開発導入し、科学リテラシー教育のオンラインプラットフォームを構築した。それを使用した社会情報面の研究では、サイトに寄せられるコメントや議論の分析、実験的な議論の場におけるコミュニケータの効果の比較対照研究を重ね、コミュニケータには議論の極性化が抑えられる効果があることが明らかになっている。教育心理面では、言説の誤解傾向を学習者の特性に応じて究明し、なかでも批判的思考尺度を使った研究では、直感的思考が高い人が、分析的思考が高い人に比べて確証バイアスが際立って高いことが示され、科学リテラシー教育の改善に寄与する知見が得られている。
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- 課題番号 : 17H01984
- 体系的課題番号 : JP17H01984
この研究課題の成果一覧
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論文
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日本食品添加物協会誌 42(5) 183-201 2022年12月 招待有り筆頭著者
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科学教育研究 43(4) 373-384 2019年11月 査読有り最終著者
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消費者教育 (39) 43-53 2019年10月 査読有り最終著者