2021年4月 - 2026年3月
デジタル文学地図の構築と日本古典文学研究・古典教育への展開
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
〇デジタル文学地図について、データを入力、入力内容チェックした。名所の項目は76項目となり、地理的・歴史的な概要を記し、八代集・伊勢物語・源氏物語・平家物語・奥の細道・謡曲から用例を採取し、デジタル文学地図に反映した。なお概要については英訳を行った。用例のテキストの画像および項目ごとの名所絵について、国文学研究資料館の画像データ(パブリックドメイン)にリンクを張り、公開可能な状態とした。
〇プログラム参加者による定例の打ち合わせ(コロナ感染防止のため全てオンライン)を11回開催した。この打ち合わせを通して、システムの改善・入力データ方針の策定を行った。
〇デジタル文学地図開発過程での学際的議論をベースにした基礎的な研究を、共同研究メンバーの飯倉洋一、ユディット・アロカイ、中尾薫、RAの大学院生(4名)が行い、論文化した。論文はハイデルベルク大学日本学科の刊行するオンライン学術雑誌に掲載される予定である。
〇9月26日、オンラインで「デジタル文学地図の可能性」と題した国際研究集会を行った。飯倉洋一「デジタル文学地図の研究への活用-『雨月物語』を例に」、ユディット・アロカイ「デジタル文学地図を利用した文学史教育の提案」の2本の基調報告、黄夢鴿(RA)「『和漢名所詩歌合』における名所」、杉本亘(RA)「都の中の逢坂」の2本の発表があった。2月16日、オンラインで国際シンポジウムを開催した。基調講演に美術史の大久保純一氏を招いた。また発表としては田代一葉「江戸時代の屏風歌・障子歌にみる名所」、真島望「名所イメージの生成と固定 江戸地誌・名所絵本を例として」門脇むつみ「名所絵の作り方」の3本があり、ユディット・アロカイをディスカサントとして登壇者全員で討論を行った。
〇デジタル文学地図を活用した国際的日本古典文化教育の実践として、大阪大学とハイデルベルク大学の間で共同授業を行った。
〇プログラム参加者による定例の打ち合わせ(コロナ感染防止のため全てオンライン)を11回開催した。この打ち合わせを通して、システムの改善・入力データ方針の策定を行った。
〇デジタル文学地図開発過程での学際的議論をベースにした基礎的な研究を、共同研究メンバーの飯倉洋一、ユディット・アロカイ、中尾薫、RAの大学院生(4名)が行い、論文化した。論文はハイデルベルク大学日本学科の刊行するオンライン学術雑誌に掲載される予定である。
〇9月26日、オンラインで「デジタル文学地図の可能性」と題した国際研究集会を行った。飯倉洋一「デジタル文学地図の研究への活用-『雨月物語』を例に」、ユディット・アロカイ「デジタル文学地図を利用した文学史教育の提案」の2本の基調報告、黄夢鴿(RA)「『和漢名所詩歌合』における名所」、杉本亘(RA)「都の中の逢坂」の2本の発表があった。2月16日、オンラインで国際シンポジウムを開催した。基調講演に美術史の大久保純一氏を招いた。また発表としては田代一葉「江戸時代の屏風歌・障子歌にみる名所」、真島望「名所イメージの生成と固定 江戸地誌・名所絵本を例として」門脇むつみ「名所絵の作り方」の3本があり、ユディット・アロカイをディスカサントとして登壇者全員で討論を行った。
〇デジタル文学地図を活用した国際的日本古典文化教育の実践として、大阪大学とハイデルベルク大学の間で共同授業を行った。
- ID情報
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- 課題番号 : 21H00506
- 体系的課題番号 : JP21H00506
この研究課題の成果一覧
絞り込み
MISC
2-
雅俗 (23) 105-109 2024年7月 招待有り
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上方文藝研究 (20) 146-148 2023年6月27日
講演・口頭発表等
3-
教育ツールとしての日本デジタル文学地図 2024年2月17日
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【国際研究集会】教育ツールとしての日本デジタル文学地図 2024年2月17日
社会貢献活動
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