藤縄 康弘

J-GLOBALへ         更新日: 19/02/27 03:29
 
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研究者氏名
藤縄 康弘
 
フジナワ ヤスヒロ
eメール
fujinawatufs.ac.jp
URL
http://www.tufs.ac.jp/ts/personal/fujinawa/
所属
東京外国語大学
部署
大学院総合国際学研究院
職名
教授
学位
修士(文学)(東京外国語大学)
科研費研究者番号
60253291

研究分野

 
 

経歴

 
2018年4月
 - 
現在
東京外国語大学 大学院総合国際学研究院 教授
 
2009年4月
 - 
2018年3月
東京外国語大学 大学院総合国際学研究院 准教授
 
2007年4月
 - 
2009年3月
愛媛大学法文学部人文学科 准教授
 
2007年4月
 - 
2009年3月
愛媛大学大学院法文学研究科 准教授
 
2002年4月
 - 
2007年3月
愛媛大学大学院法文学研究科 助教授
 
2000年10月
 - 
2007年3月
愛媛大学法文学部人文学科 助教授
 
1996年4月
 - 
2000年9月
愛媛大学法文学部人文学科 講師
 
1993年4月
 - 
1996年3月
愛媛大学法文学部文学科 助手
 

学歴

 
 
 - 
1993年3月
東京外国語大学 外国語学研究科 ゲルマン系言語
 
 
 - 
1991年3月
東京外国語大学 外国語学部 ドイツ語学科
 

受賞

 
2009年5月
日本独文学会 第6回日本独文学会賞(ドイツ語論文部門)
 

論文

 
藤縄康弘
東京外国語大学論集   (97) 43-57   2018年12月
Marty (1918) に由来する複合判断と単独判断は Kuroda (1972) によってはじめて言語学に導入されたが、本稿では、その別が主題としての主語の存否にあるのではないこと、むしろ、発言を通じて主語にどんな述語内容が帰されるのかに関わらず、主語によって表示される人やものの存在が予め承認されているのか、それとも何らかの存在の承認ないし棄却こそが発言の目あてであるのかに負っていることを原典に立ち返って明らかにする。
Yasuhiro Fujinawa
Linguistische Berichte Sonderheft   24 15-40   2017年9月   [査読有り]
Ziel des vorliegenden Beitrags ist es, zu zeigen, dass eine Kopula erst auf der Basis kategorischer Aussage im Sinne von Marty (1918) als Lokalisierungsverb dient. Neben Daten aus dem Japanischen, in dem die beiden Partikeln "wa" und "ga" Kategori...
言語的空間把握の日独比較―場所表現の品詞的範疇を軸に―
藤縄康弘
宮下博幸〔編〕『ドイツ語と日本語に現れる空間把握:認知と類型の関係を問う』(= 日本独文学会研究叢書112)   5-19   2016年5月
場所主語、語順、いわゆる「壁塗り交替」などの現象の比較を通じ、日独語において異なる場所表現の品詞的範疇が、どのような概念化の相違として捉えられるのかを論じた。日本語の場所名詞句がもっぱら場所だけを示すのに対し、ドイツ語の場所前置詞句は、同様の場所を参照した上で「そこにいる・ある」という性質まで、他者たる人やモノに帰す表現であることを明らかにした。
Haben-Perspektive im Deutschen und Japanischen. Zur Fundierung elementarer Kategorien für Kulturvergleiche aus linguistischer Sicht
Yasuhiro Fujinawa
A. Ogawa (Hg.): Wie gleich ist, was man vergleicht? Ein interdisziplinäres Symposium zu Humanwissenschaften Ost und West   217-235   2016年
ドイツ語の研究において HAVE 的見方と称される現象について、日本語との比較を通じ、その特殊性がそれぞれの言語体系の全般に及んでいること、一見、言語ごとに異なる表現様式の背後に普遍的な概念性と談話性の原理が働いていること、表現様式の差異を手がかりとした東西対照は静的な概念体系ベースではなく、動的な指示機構ベースで行われるべきであることなどを明らかにした。
Zur Kodierung der externen Possession im deutsch-japanischen Kontrast
Yasuhiro Fujinawa
Linguisitsche Berichte Sonderheft   20 73-95   2015年   [査読有り]
bekommen + Partizip II als Antikausativ. Was uns seine Polysemie über Passive und verwandte Phänomene lehrt
Yasuhiro Fujinawa
Beiträge zur Generativen Linguistik, edited by Japanische Gesellscchaft für Germanistik   54-73   2014年   [査読有り]
Unpersönliches Passiv, Modalität und Aspektualität (jointly worked)
Yasuhiro Fujinawa, Moe Nobukuni, Miho Takahashi
"Unpersönliche Konstruktionen": Prädikatsformen funktional und sprachübergreifend betrachtet, ed. by A. Redder, A. Ogawa and S. Kameyama, München: Iudicium   185-200   2012年   [査読有り]
Wo sich Synchronie und Diachronie überschneiden: Eine (Rand-)Bemerkung zur Verbstellung im Gegenwartsdeutsch
Yasuhiro Fujinawa
Geschichte und Typologie der Sprachsysteme, ed. by M. L. Kotin & E. G. Kotorova, Heidelberg: Winter   129-138   2011年6月   [招待有り]
ドイツ語のいわゆる「感嘆文」のうち w- + alles 型の文について、定形動詞の配置が文ムードによってではなく、韻律によって動機づけられていることを明らかにするとともに、共時言語学と通時言語学の接点にあるこの現象の理論的意義を指摘した。
Yasuhiro Fujinawa, Shinako Imaizumi
Neue Beiträge zur Germanistik   9(1) 73-90   2010年11月   [査読有り]
ヴァレンツ拡大のための手段としてドイツ語の自由な与格と日本語の多重主語文および間接受動文とを比較可能とした Ogawa (2003) を出発点に、当該構文のより詳細な対照を行った。その結果、どちらの言語の構文も、個体のイヴェントへの関与性を示す関数POSS(x,s)の追加という意味論的な基盤に基づく現象である一方、構文の実現形式の相違は、おもに屈折形態論の相違に起因することを明らかにした。
意味構造と項構造:基本関数の認定とその複合をめぐって
藤縄康弘
成田節・藤縄康弘〔編〕『「文意味構造」の新展開:ドイツ語学への、そしてその先への今日的展望』(= 日本独文学会研究叢書073)   4-24   2010年10月
文意味構造の研究において長らく主導的な役割を担ってきた関数CAUSEについて、これを不可逆的な演算子として定義し直した&に一本化しようとするWunderlich (2000)の問題点を指摘した上で、むしろ、従来型のCAUSEと&を併用しながら、項の階層性を扱うルールを見直すことで、ドイツ語の与格にまつわる多くの問題が解決可能となることを示した。

Misc

 
藤縄康弘
愛媛大学法文学部論集人文学科編   (12) 183-198   2002年2月
藤縄康弘
愛媛大学法文学部論集人文学科編   (11) 219-248   2001年9月
藤縄康弘
『語学研究所論集』   18 163-180   2013年3月   [査読有り]
資料
Yasuhiro Fujinawa
Neue Beiträge zur Germanistik   11(1) 237-242   2012年   [査読有り][依頼有り]
書評
Einführung
Yasuhiro Fujinawa
Neue Beiträge zur Germanistik   9(1) 7-9   2010年11月   [査読有り]
掲載誌当該号の特集 Dynamik der Konstruktionen(構文の力学)への序文として、ドイツ語圏の構文研究の潮流を概観した上で、掲載論文5本の要点と意義を説明した。
藤縄康弘
愛媛大学法文学部論集人文学科編   (19) 85-108   2005年9月

書籍等出版物

 
Wortbildung und Pragmatik im Deutschen. Akten des 44. Linguisten-Seminars, Tokyo 2016
Japanische Gesellschaft für Germanistik (Hg.) unter Leitung von Yasuhiro Fujinawa und Jiro Inaba (担当:共編者)
Iudicium   2018年1月   ISBN:978-3-86205-334-6
Grammatische Funktionen aus Sicht der japanischen und deutschen Germanistik
Shin Tanaka, Elisabeth Leiss, Werner Abraham, Yasuhiro Fujinawa (eds.) (担当:共編者)
Buske   2017年9月   ISBN:978-3-87548-842-5
Die Beiträge des vorliegenden Bandes gehen auf Vorträge zurück, die anlässlich der Münchner Internationalen Sommerschule zur Germanistischen Linguistik sowie auf dem sich daran anschließenden japanisch-deutschen Workshop an der Ludwig-Maximilian-U...
複雑述語研究の現在(分担執筆)
今泉志奈子, 藤縄康弘
ひつじ書房   2014年1月   ISBN:978-4-89476-656-3
本書は、近年の言語理論の発展により知見を深める可能性を秘める「複雑述語」に関しての最先端の研究成果を著した論文を集成した論集である。その第II部「諸言語から見た複雑述語」の一編として、形態的には単一でありながら、意味概念的には複合的な述語について日本語の「出る」を中心に、ドイツ語における関連現象も参照しながら、事象の所有という基本述語関係の関与性を通言語的に明らかにした。
講座ドイツ言語学第1巻 ドイツ語の文法論(分担執筆)
岡本順治, 吉田光演, 田中雅敏, 大矢俊明, 藤縄康弘, 田中愼 (担当:共著, 範囲:第5章「受動態と使役」、第7章「自由な与格」)
ひつじ書房   2013年4月   ISBN:9784894765719
本書は、ドイツ語に関する言語学的研究のプレゼンスを示すべく、ドイツ語を対象とした言語研究の最新成果を積極的に、しかもある程度まとまった形にして発信しようというねらいで企画された『講座ドイツ言語学』の第1巻として出版されたもので、ドイツ語という言語の文法を共時的・通時的に分析したとき、どのような個別性と普遍性が見えてくるかというテーマを扱っている。全10章のうち、態と格に関わる2章を分担執筆した。

講演・口頭発表等

 
所有と主述関係 ― 外部所有者表現の日独対照 ―
藤縄康弘
ワークショップ:「所有」―文法・意味・状況の動態論―   2018年3月16日   
複合判断・単独判断とドイツ語統語論 [招待有り]
藤縄康弘
京都ドイツ語学研究会   2017年12月16日   
Pseudokategorische Sätze im Deutschen und Japanischen. Erste Annäherung an das asymmetrische Verhältnis zwischen der logisch-semantischen und der syntaktischen Kategorik/Thetik aus kontrastiver Sicht
Yasuhiro Fujinawa
43. Österreichische Linguistiktagung   2017年12月8日   
主語・述語の文法と主語・述語の論理 ― Anton Marty の言語論を通じて ― [招待有り]
藤縄康弘
「外国語と日本語との対照言語学的研究」第22回研究会   2017年9月23日   東京外国語大学国際日本研究センター
Innere und Äußere Aspekte der Prädikation. Small Clauses bei glauben und finden im Vergleich
Yasuhiro Fujinawa
44. Linguisten-Seminar   2017年9月5日   日本独文学会
主語と文域 ― 二重判断/単純判断の視点から
藤縄康弘
日本独文学会2016 年 秋季研究発表会   2016年10月22日   日本独文学会
Subjekt, Vorfeld und Satzmodus — mit besonderer Berücksichtigung von Imperativ- und Optativsätzen
Yasuhiro Fujinawa
44. Linguisten-Seminar   2016年8月29日   日本独文学会
ドイツ語における他動性と使役・受動 [招待有り]
藤縄康弘
日本フランス語学会談話会   2016年7月23日   日本フランス語学会
ハとガ:ドイツ語学への視点―ドイツ語学からの視点
藤縄康弘
語学研究所定例研究会   2016年2月17日   東京外国語大学語学研究所
判断文―現象文とドイツ語文法 [招待有り]
藤縄康弘
ドイツ文法理論研究会 2016 秋の研究発表会   2015年10月4日   ドイツ文法理論研究会

競争的資金等の研究課題

 
複合判断・単独判断に基づく「主語」相対化の文法理論構築に向けた経験的基盤研究
日本学術振興会: 科学研究費助成事業
研究期間: 2018年4月 - 現在    代表者: 藤縄康弘
日本語のハとガの振舞いを例に Kuroda (1972) が言語学に導入した「複合判断」と「単独判断」という論理的対立を以下の 3
相で捉え直すことを通じ、従来建設的に議論し難かった「文構成における主語の必要性」の問題を相対化し得る、より普遍性の高い「非デカルト派」文法理論の構築に向けた経験的基盤を整備する:
[1] 多分に日本語寄りな Kuroda (1972) の複合判断・単独判断の解釈を Anton Marty に立ち返って再検討し、言語中立的なか
たちで定義し直す。
[2] [1]...
状況の主体的位置づけとしての所有概念とその言語的実現に関する日・英・独語比較研究
日本学術振興会: 科学研究費助成事業
研究期間: 2015年4月 - 2018年3月    代表者: 藤縄康弘
コーパスに基づく談話の結束性の研究
日本学術振興会: 科学研究費助成事業
研究期間: 2013年10月 - 2017年3月    代表者: 峰岸真琴
日独語比較による空間表現の類型に関する総合的研究
日本学術振興会: 科学研究費助成事業
研究期間: 2013年4月 - 2016年3月    代表者: 小川暁夫
「人がいかに空間を把握し,言語化するか」は言語体系の様々な諸相に密接に関連する,きわめて重要な問題である。本研究の目的は,日独語の単発的な従来型の比較対照を超えて,一言語の空間表現の類型を決定する根本原理を明らかにし,全体理論を構築することにある。空間把握のあり方が形態・語彙,文法カテゴリー,構文,テクスト・談話,比喩表現などを横断し,相互に通底して顕在・潜在しているとする相関的・全体的(holistic)な言語観に立ち,諸現象を統率する原理とそれに連動する変異の解明を目指す。
ヴァレンス拡大とその形態統語論的実現に関する日・英・独語間の語彙意味論的比較研究
日本学術振興会: 科学研究費助成事業
研究期間: 2011年4月 - 2014年3月    代表者: 藤縄康弘
日本語(基本語順SOV,対格・与格の区別あり,主語の表示義務なし),英語(基本語順SVO,対格・与格の区別なし,主語の表示義務あり),ドイツ語(基本語順SOV,対格・与格の区別あり,主語の表示義務あり)という相互に部分的に共通する形態・統語論的性質を備えた3つの言語の研究において従来,個別言語研究の枠内でばらばらに取り上げられてきた諸構文のうちから,「ヴァレンス拡大」という観点で相互に比較可能なものを洗い出し,その背後に「事態の所有」という意味論的基盤が認められること,および言語による実現...
非人称構文の類型と機能に関する実証的・理論的研究
日本学術振興会: 科学研究費助成事業
研究期間: 2009年4月 - 2012年3月    代表者: 小川暁夫
能動・受動・中間構文の交替メカニズムと非人称構文間の意味機能の相違をドイツ語内で明らかにするとともに、他言語での当該構文の有無、対応表現についてもとりわけ虚辞の出没を手掛かりに調査を行う。こうした調査は、理論的にはパラメータの導出とその相互作用の究明へと繋がるものである。
述語形成における個体とイベント
研究期間: 2008年8月 - 2009年3月
ドイツ語非定形項の語彙意味論的研究
日本学術振興会: 科学研究費助成事業
研究期間: 2008年4月 - 2011年3月
a) Wunderlich (1992) の線の語彙意味論の道具立てを用い,ドイツ語における定形動詞と非定形動詞(とりわけ結束のもの)の項構造上の相違を明らかにする。
b) 非定形項や補文を取る述語は意味構造上,一般動詞が DO や CAUSE などの下位述語に分解されるように,VOL(意志)や OBL(義務)などの下位述語に分解されることを示す。
c) 上述 b) の述語は,さまざまな態で表れることを,使役,脱使役,反使役など,通常の態と共通する道具立てを用いて示す。
現代ドイツ語における不定詞補文の構造と意味に関する研究
その他の研究制度
研究期間: 1996年11月 - 1998年9月