2015年4月 - 2019年3月
ベトナム少数民族の伝統野菜と伝統果実の遺伝的特性と食品機能性の探索研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
ベトナム少数民族が保持するミントの伝統品種のうち,がん細胞分化誘導作用をもつPO型ミントの占有率はKho Mu族で高く,Dao族で低い傾向がみられた.POの鏡像異性体の分化誘導作用は,(+)体がわずかに高い傾向がみられた.PO型ミントと分化誘導活性をもたないC型ミントの形態は同一で,遺伝子マーカーでも極めて近縁であった.また,系統によって葉面のトライコームの形態が異なっていた.PO型ミントは日本の植物病原菌に対する抵抗力が高く,葉茎部の収穫であれば日長感応性には影響を受けず,冬期の低温下を除いて年間7か月間収穫可能であったことから,日本における生産性は高いと考えられる.
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- 課題番号 : 15H05127
- 体系的課題番号 : JP15H05127
この研究課題の成果一覧
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論文
2-
Breeding Science 72(2) 181-187 2022年4月23日 査読有り責任著者
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Journal of Oleo Science 69(8) 951-958 2020年8月6日 査読有り
MISC
1-
Mahidol University Journal of Pharmaceutical Sciences 42(2) 47-54 2015年 査読有り